本来なら今晩、盛岡で室内オケのコンサートでマーラー一番/室内楽版を聴き、
明日は県民会館でコンクール盛岡支部大会(2日目)を聴く予定だったのに・・・


ようやくショックが薄らいできました(苦笑)。

さて、書かないで来てしまった高関さん&仙台フィルのコンサート(6/7)の感想でも。


高関さんを初めて聴いたのはもう30年以上前。
確か『東響の夏音楽祭』最初の年のワセオケだったかと。
その時のことはほとんど覚えていません(^^;)。

以来30年以上、ご高名は盛んに聞こえてはきましたが、
如何せんライブを聴く機会には恵まれず。

で、今回やっと念願かなった次第(^^)。


素晴らしいコンサートでした。
全く過不足のない、それでいて音楽をしっかりと表現/体現する棒は、
観ているだけで引き込まれます。
オケもそれに応え、結果として相次ぐ熱演。
聴き応えありましたねえ。


トリの矢代のシンフォニーは、これまた思い返せば40年近く前、
初めて行った普門館!でのコンクール全国大会で
秋田南高校が初演した曲(4楽章)。

あの年は、銚子商の『サロメ』、前橋商の『木挽き歌』と忘れられない演奏が
多かったですが、
その中でも秋田南は出色の出来だったかと。
後は習志野高校の演奏も思い出深い。

しかし、肝心のオリジナルの方は、録音も少ないうえに、
ライブはさらに希少(T_T)。
今回のコンサートにかなり吹奏楽関係者が沢山来ていたらしいのも
全く納得なのでありました。

やはり全曲通して聴くと、この作品が20世紀のシンフォニーとして
誇るべき作品のひとつなのだということが、良く分かる。
日本のオーケストラのレパートリーとして定着すべき作品のはずなのに、
なぜこうも演奏機会が少ないのか・・・・。

何はともあれ、いいコンサートでした。
高関さん、また聴きに行きます!