6月17日。
コペンハーゲンからオスロにSASで移動。
私が初めて乗った飛行機がSASだったので、今でも贔屓の航空会社だが、去年スターアライアンスを離れてしまい、残念だ。
オスロは、小雨模様。
ブサカワのトロル達がお出迎え。
さて、空港からオスロ中央駅までは、電車で行くことにした。
わずか20分くらいで到着し、値段もシニアで1人60ノルウェークローネ(900円)。窓口の人が渡してくれたのはローカルトレインの切符で、空港列車のFlytogetではなかったが、時間もあまり変わらず安かった。
11時43分発と聞いただけで、何番線から出るのか分からず、若い綺麗な女性に聞いたら、わざわざまた窓口まで行って聞いてくれ、4番線だと教えてくれた。
笑顔がとても美しい女性で、彼女の親切に、ノルウェー人に対する評価がさらに上がったのであった。
オスロ空港駅。4番線まである。
さて、列車に乗り込む時、夫がちょっとよろけた。それを見た、私達の前に座っていた初老の男性が、スーツケースはここにおいた方がいいとか、何かと私達を気遣ってくれた。
どこから来たのか?と聞かれ、日本と言うと、彼は寿司職人で、日本にもいたことがあるとのこと。
お互いの国を褒め合い、時々照れて沈黙もあったり。
オスロ中央駅で降りる時には、私達のスーツケースを2個持って降りてくれたので、本当に助かった。
やっとで撮った彼の後ろ姿。左の柱から2番目の金髪の人。
嬉しい気持ちで、Amerikalinjen ホテル到着。
ここのフロントには、Kさんという日本人スタッフがいて、旅行前からいろいろ情報をもらっていた。
今日は、お休みとのことだったが、部屋にいるとKさんからと、クッキーやお水のプレゼントが。うれしいサプライズ。
さて、今日の夜はオペラハウスでバレエを見ることになっていた。
チケットを探したが、ない。
日本に忘れてきたようだ。
ホテルから歩いてすぐのオペラハウスのチケットオフィスで事情を話すと、快くすぐに再発行してくれた。
ノルウェー人、みな本当に親切だ。
それも、大げさでなく、さりげなく。
人柄の良さが滲み出ている。
ノルウェーは、今、北海油田などで、世界で最も豊かな国のひとつである。
しかし、それが枯渇した時のことを考え、政府はいろいろと政策を考えているという。
厳しい自然と共存してきた人達なので、浮かれてはいけないと考える、賢くて堅実な国民なのだ。
まあ、短く言うと、私達夫婦は、ノルウェー人をとても気に入っているということだ。