1年近くかけて、北欧旅行の旅仕度をすすめてきたが、とうとうあさって出発となった。
計画を立てていけばいくほど、足りない部分が見えてきて
「ここで、手を抜いてはいけない」
とがんばってしまうのが、私のいい所でもあり、悪い所でもある。
「もう、いいや」と思えるまでやる。
ここ1か月は、もう息切れしそうなくらい、がんばった。
で、昨日、なんとか荷物の準備も終了して、一息つけるまでにこぎつけた。
一番苦労したのが、ダーラナ地方での過ごし方だった。
プライベートツアーを頼もうと思って、ダーラナガイド協会にメールを送ったが、なしのつぶて。その後、いろいろな伝手をたどって調べると、私のメールがゴミ箱に捨てられていたことが判明し、改めてのガイド探しとなった。
夏至祭は、スウェーデン人にとってクリスマスより大切なイベントで、家族と過ごすもので、そのためガイドさんも「ガイドをしてる場合ではない」らしく、希望者はなかなか見つからず(しかも、レストランも閉めてしまうところが多い)。
なんとか1人のガイドさんが見つかったが、1日6000SEK(約9万円)と高価。
3日間頼むと27万円!
自力で行くのが難しい所にも行きたかったので、1日だけお願いすることになったが、ガイドさんとのやり取りに1か月くらいかかった。
で、さきほど、契約が無事成立。ほっとした。
ガイドさんに限らず、他のスウェーデン人とのメールのやり取りでも、相手に全く愛想がないので、正直へこむこともあった。
今まで『スウェーデン、大好き!』だったけど、もう嫌いになりそう、と愚痴を言いながらも、がんばった(泣)。
日本人のウェットで親切な感覚にどっぷりつかっている私だから、スウェーデン人のシャイで一見クールな国民性に違和感を感じるのだろう。
何度も、スウェーデンには行っているけれど、今回はかなり突っ込んだメールのやり取りがあり、そのため、より一層国民性の違いを感じたのだろう。
行ってみれば、また違う感想が出てくると思うが、さてどうだろう? 楽しみだ。
海外旅行も、若い頃のように気楽に楽しいことだけ考えて、うきうきしていくことはなくなってしまった。
リスク管理を何度も検討して、まるで大きな資格試験の準備をしているようだ。
苦行でもある(笑)。
なぜ、高いお金使ってこんな苦しい思いをするのだろう? 私って、バカか?
と思いつつ、また同じ苦労をするのだろう。
今回の北欧の旅。
どんなふうになるだろう・・・。
偶然にも、今朝の名曲アルバムは『グリーグ』の『君を愛す』。
場所は、コペンハーゲンだった。
こういう偶然は、なにかうれしい。
コペンハーゲンにあるアンデルセンの像。詩をアンデルセンが書いていたなんて知らなかった。
グリーグ夫妻。
コペンハーゲン、ニューハウン。
今回は、コペンハーゲン市内には行かないけれど、懐かしい風景だ。