2月24日。

 

なんとか夫の失踪事件から立ち直り、空港からホテルまでのタクシーに乗り込む。

 

正規のタクシーでもぼられることがあるので、最初に「(ローマ市内は定額の)50€ですね」と確認して乗るように、と翌日のガイドをお願いしているマーガレットさんから教えてもらっていた。

 

先ほどまで大興奮していたので、その余韻で鼻息も荒く、乗る前に手をパーに開いて「50€❗️」と念を押して乗り込んだ。

 

さぞかし、怖い婆さんだと思われたことであろう。

 

念のために、車内に貼られているナンバーを記録しておく。去年の台湾以来、タクシーの番号をスマホに残しておくのが習慣になったが、何かあった時に便利だと思う。

 

ローマの市内に入ってきた。 

 

 

小一時間でホテルに到着。タクシーのドライバーは50€以上を請求することなく、荷物も下してくれた。チップに2€を渡したら喜んでくれた。いい人やん。

 

 

本日のホテルは、UNA Hotel ROME。テルミニ駅にも近く、マーガレットさんお薦めのホテルだ。とにかく、無事に着いた。

 

フロントマンもとても親切。

これから行く予定のサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂と、これもマーガレットさんお薦めのレストラン・COTTOの場所を、地図上に書いてもらった。

 

さっそく歩いて数分と言われたサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂に行くことにした。大聖堂はすぐに見つかったが、もう午後6時を1分過ぎている。

 

何時までだっけ?入れるかしら? こちらは裏側では入り口なし。

 

表口に回り、セキュリティの前を通って無事入場。

入場は6時までらしかったが、ミサがあったため、入れてくれた。

 

宗教が、人々の生活に密接に関わっている様子を見て、支えになるものがあるのは、とてもうらやましいと思った私だった。

 

キリスト生誕の馬小屋の場面。

 

熱心に祈っている女性が印象的だった。

 

正面からのサンタ・マリア・マジョーレ大聖堂。教皇が建築させたローマの四大バシリカ(古代ローマ様式の聖堂)の一つに数えられるそうだ。

世界の聖堂の中でも特に重要な教会とのことだが、私でもそれがすぐに理解できる、見事で荘厳な教会だった。

 

 

さて、7時に予約しているレストラン・COTTOは、大聖堂の前の道をずんずん行けばいいようだった。20分ほど前に大聖堂を出たので、余裕で着くと思ったが、お店があるTORINO通りが、どこかわからない。地図を読むのは、結構得意な私だが、これには参った。

 

大聖堂の前からは何本か道が出ているし、暗いので『Via TORINO(トリノ通り)』の表示を見つけることができない。そのうえ、持参したWi-Fiルーターがうまく働かず、Googlemapも使えない。

 

道行く人に、ここはトリノ通りですか?と聞いたが、知らないと言う(英語が通じなかっただけか?)。

 

親切な女子学生たちが、スマホで調べてくれて「この道がトリノ通りで合っている」と教えてくれて、ほっとした。ありがとう。

 

でも、道をどんどん行ってもそれらしき店は見つからず。

7時を過ぎてしまったので、もう、あの店で場所を聞こう、と思ったその場所がCOTTOだった。7時03分、COTTO到着。うれしかった。

 

温かく迎え入れてくれたスタッフ。

スタッフがとても感じがよいし、店の雰囲気もよい。よかった。

 

長かった今日も、何とか無事に終わりそうだね。

無事に、夕ご飯を一緒に食べることができたね。

 

ここは、外国人用にQRコードを読み込むと、その国の言葉でメニューが出てくるので、大変便利。

 

コース料理は絶対食べきれないので、コースを1人分頼み(45€)、あとアラカルトでTempura(35€)を頼んだ。

 

アンティパスト。

ヤギのチーズ、トーストしたヘーゼルナッツ、カリーノ。美味しい。

 

ファースト。

アマトリチャーナとカチョペペ。美味しい。

 

COTTOのロゴ。

 

メインコース。

ポーク。すごい量。美味しい。

 

アラカルトで頼んだTempura。美味しい。

 

ホールスタッフが気配り上手で、写真を撮ってくれた。

 

デザートのティラミス。美味しい。

 

大満足。

美味しいし、スタッフは感じいいし、ほんとにいいレストランだった。

会計は86€(14,344円)。

 

今回の旅の食のベスト。

とても親切だったスタッフと一緒に。


ホテルへは歩いて10分ほど。


今日は満月だったんだ。

長かった一日が終わった。