2月23、金曜日夜。
いよいよ、楽しみにしていたマッシモ劇場で、オペラ・マダムバタフライを観る日だ。
昼に、アルベルトさんと一緒に来ていて、場所はわかっていたので安心。
ホテルでタクシーを呼んでもらい、劇場へと行ったが、タクシー会社に電話がなかなか繋がらず、ハラハラした。
さて、夫が前から「コッポラ帽を買いたい」と言っていたので、昼ご飯の後、アルベルトさんと一緒に、すぐ近くのコッポラ帽のお店に行ったが、開店時間の2時半になっても開かず。
そのため、オペラの前に、もう一度行ってみることにした。
6時前に到着すると、幸いお店は開いていて、夫は、店主の優しげなマダムから念願のコッポラ帽を買うことができた。
夏用と冬用という、大胆な二つだけの分け方で、後はその中から、自分の好きな物を選ぶ。
すべて55€と、明確な会計。
コッポラ帽を被った夫。私には、大村崑に見えて仕方ないが。
コッポラ帽を買った後は、いよいよマッシモ劇場へ。
デカい。
ウィーンオペラ座、パリオペラ座に次ぐ大きさだそう。
『マッシモ』は、イタリア語で『最大の』という意味だそう。英語の『maximum』と同じ。
だんだん観客が集まってきた。
以前買った、オペラサイズの長いパールのネックレス。せっかくだから、日本から持ってきた。
丸天井。
ゴッドファーザーで、マイケルたちが座ったロイヤルボックス席。
右側の豪華な場所。
それにしても、賑やかだ。知り合いを見つけては
「まあ、奥様。お久しぶりね」
「お宅の坊ちゃま、お元気?」
多分、そんな話をしているのだろう。
前に座ったご夫婦。旦那さんの髭は、左右の髭先がピョンとたっているカイゼル髭。実物を見るの初めてで、まじまじ見てしまった。
いよいよ、オペラ開幕。








