夕食はどこにしようか。

ホテルのフロントにいくつか候補を伝えて、予約を取ってもらうことにした。


希望の店 Don Cailloや、La Cambusaは、今の時期開いておらず、フロントお薦めのミシュランの星を取ったというCortile Spitito Santoを予約してもらった。


部屋に戻り、このレストランの値段を調べたら、最低でも1人100€(16,000円)、ワインは150€と知った。

2人で最低でも約56,000円以上!


もうクタクタになっていて、片道15分も歩いてお店に行くのも大変だし、こんな高いのいらない、と、夫が10€持ってフロントマンにキャンセルを頼んだ。


日本から持ってきたカップヌードルでもいいか、でもお腹空いてるし。


そうだ、ホテルで食べようと3階のレストランに行くことにした。


星5つのホテルのレストランだと、高いに違いないが、ミシュランレストランよりは安いだろう。背に腹はかえられぬ。


夜は7時半からのオープンらしいが、知らずに7時に行ったら、どうぞどうぞと招き入れてくれた。


英語のメニューを見てもよくわからないけど、知っている単語のオクトパスとか、シュリンプとか、ラビオリ、スパゲティ、ポーク、スクイッドという単語を頼りにメニューを選んだ。


美味しい❗️

大正解であった。

値段が書いてないのが、少々不安ではある。


グリッシーニ他。


前菜。


私はタコ。香ばしくて美味。



夫は生エビ。味見したがやはり美味しかった。


シチリア産の赤ワイン。


私はファーストは、ボッタルガ(カラスミ、今日のはマグロと言っていた)のスパゲティ。

美味しかった。


夫はラビオリ。これも美味しい。


セカンドは、夫がポーク。私がエビとイカのフリッターみたいの。

実は、この頃にはもうお腹いっぱいで、眠気が押し寄せてきていて、半分寝ていて、さらには消化不良でお腹がおかしくなりかけていたので、ほとんど食べることができず、部屋に持ち帰ることにした。


前菜からセカンドまで、すべて頼まなくてもいいと知ったのは、翌日ガイドさんに聞いてからだった。


まあ、美味しいシチリア料理を堪能できたし、よしとしよう。


心配していたお値段は計170ユーロ(約28,000円)。ミシュランレストランの半額であった。


久しぶりによく寝ることができた。


翌朝。ホテルの窓からの景色。わんこの散歩をしている。