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YouTubeで何かと観てしまうネタというとのが、皆さんそれぞれあると思います。
だいたいニッチでツボをおさえたネタは何万回、何百万回という再生回数が表示されています。
私が思わず観てしまう、ときには自らキーワード検索してしまうのが、海外のドッキリ映像です。
幽霊やグロ系に対するターゲットの反応は特に見応えありますが、中にはこんな物に騙されるかなと疑問に思うドッキリもありますね。
さて、今回取りあげる映画なんですが、そんなドッキリ映像のテレビ番組や動画サイトの話です。
『スケア・キャンペーン』(2016年 監督・脚本:コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ 出演: ミーガン・ワーナー 、 イアン・メドウズ 、 オリビア・デヨング 他)
【あらすじ】──出演者をニセの心霊現象で驚かす企画で人気を博していたドッキリ番組。
しかし、無料動画投稿サイトの過激な映像に押され、落ち目をむかえていた。
現状を打破するため、番組スタッフは新たな企画を作り上げることになる。
それは廃墟の病院に大掛かりな仕掛けをし、迷い込んできた一般人を驚かすという内容だった。
1人の男が迷い込み、企画は順調に進んだかに見えたが、その男は番組スタッフを惨殺していく。
しかしそれは本当の恐怖の始まりに過ぎなかった。──
クレジットを見る限りオーストラリア映画のようです。
以前、ブログにした『ビラボン』もそうですが、探し出せばけっこう日本に流通していそうなオーストラリア映画(→記事参照)。
この映画もその1つなわけですが、最近よく目にするお粗末な殺人鬼ホラーの中では決して安っぽさを感じさせない内容と映像です。
残虐表現は惜しまず、それでいてストーリーの発想も惹かれるものがあります。
「ドッキリ番組に本物の殺人鬼が浸入してきた」
良いではありませんか。
なんとなく他でもそんな映画がありそうな気はしますが、私はパッと思い浮かびません。
最初のほうはなんとなく読めてしまう展開ですが、これがまたラストになると、思わぬ人間による思わぬ本質が表れ、ゾッとします。
もったいないのは、この脚本ならもっと掘り下げた内容にして尺も長めにしても良かったのではないかと思わせられるところです。
なんかややこしく凄いことになってきたなというところからの展開が早すぎる気がします。
とにかく発想としてはおもしろい内容なのですが…。
あれからどうなっちゃうんだろうと気になるラスト。
そして謎の集団。
こういうときに私が口癖のようによく言ってしまうことなんですが、続編作っても良いのではないでしょうか。
それにしてもドッキリ系のイタズラって自分でもやってみたくありませんか?
YouTubeで見るピエロとか殺人鬼とか幽霊とか、ホントに良くできてる物もあってすばらしいです。
趣味の良し悪しは別にして…。
ただしこの映画を観ても思うことですが、実は(特に海外では)ジョークじゃ済まないくらい危険をともなう行為でもありそうです。
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