90年代から2000年代にかけてレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやリンプビズキット、リンキン・パーク、スリップノットなど、ロックにラップを取り入れたバンドが表れ、バンドメンバーにDJがいるというスタイルもこれに合わせて見られるようになっただろうか。
日本ではやはりドラゴンアッシュが有名どころとして先に思い浮かびます。
この頃はDJがターンテーブルを回す音楽というとヒップホップのイメージが強く、アナログディスクをスクラッチするのがDJなんだという思い込みみたいなのがあった頃でもありました。
音楽を流す人のことをDJというのだから、今にしてみればちょっとおかしな解釈ですね。
ただ、それだけDJのいる音楽と言えばホントにヒップホップが一世を風靡した時代でもありました。
そしてレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは90年代でも初期の頃でさすがに筆者はリアルタイムに感じれないのですが、リンプビズキットが映画「M:I2」であのテーマ曲をラップメタルにした「Take a look around」は衝撃的なかっこよさだった記憶があります。
そんな中でヒップホップとロックの融合はこの頃以降は珍しい物ではなく、あちこちで色々なバンドが出た気がします。
そしてDJと聞くと思い浮かぶ音楽と言えば、今はハウス、テクノが熱いでしょう。
ジャンル自体は新しくないし、それこそ起源を遡ればヒップホップよりも前になるではないでしょうか。
ただ最近はエレクトロハウスというキラキラしたサウンドを中心にEDMという呼び名で、音楽その物が売れているのか、ジャンル名が独り歩きしているのか、日本の市場も賑わせているようです。
ちなみにアメリカやヨーロッパ諸国などは昔から人気ありそうなジャンルですが。
そしてそれに合わせるようにか、ロックにヒップホップを取り入れた音楽の"ヒップホップ"がEDMに取って変わるようにして新しいスタイルの音楽が出ている。
そんな2つのバンドを取り上げます。
Modestep
イギリス出身の彼らはダブステップを駆使したサウンドで、筆者個人としてはギターがややハードロック色が強いように思います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150609/00/alex-maq/57/95/j/o0400040013331735837.jpg?caw=800)
所々入るヘヴィなギターはかつてのラップメタルを思い出させますが、エレクトロなサウンドが前面に押し出されている所はやはり今のEDMサウンドを反映させているのがうかがえます。
そしてもう1つ、去年から表れたポルトガル出身の彼ら。
NINJA KORE
それこそEDMコアという呼び名でCDショップにもアルバムが置かれてあって筆者も手にしましたが、アグレッシブなサウンドで聴いていて気持ちいいです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150609/00/alex-maq/43/f5/j/o0400040013331735842.jpg?caw=800)
DJが2人いて、音源で聴いてる限りはバンドサウンドという感じがあまりしないですが、是非ともライブを観てみたいバンドです。
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