台風が来るようですよ。
威力が弱いとはいえ、列島を横断するのは久しぶり。
十分にお気をつけて。
さて。
大学生の前期成績が出る夏休み。
私は、大学生の頃、1年生の一般教養課程で落単したことがあります。
数学の解析学。
しかも学部の必修科目。
しかも通年。(1年間かけて受講する科目)
いやー、本当に試験が難しかったです![]()
ただでさえ、理解がちょっと追いついていないところで頑張って聞いても、教授の話が右から左へ抜けていきます。
試験勉強は真面目にやっていたつもりでした。
でも、所詮受験勉強と同じで、一人でコツコツ頑張っていた気になっていただけで、必死で理解をするという感じではありませんでした。苦手な科目ってそうかも。
周りは同じ苦労をしているクラスメイトがいっぱいいるわけですから、勉強会を開くなり、頭を下げて得意な子に聞くなりすればよかったんです。
なにがなんでも過去問をかき集めて、対策などをすればよかったんです。
もうちょっときちんと理解を深めようとするべきでした。
なにもかもが甘かった。
落単の時はさすがに青ざめて「どうしよう……」となりましたね。
でもまあ、どうしようもなにも、もう1年授業を受けて、今度こそ頑張るしかありません。
大嫌いな科目をもう1年頑張る、これ以上の罰ゲームはありませんね。
なんとか翌年で合格をもらうことができました。
成績はギリギリくらいだったと思います。
大学にもよると思いますが、頑張っていたって落単はあり得ます。
学問を修めないといけないわけですから、一定の理解ができていなければ単位を与えることはできません。
周りの友人も、全て好成績の人はほんの一握りで、みんなそれぞれ悪戦苦闘しながら頑張っていました。
それくらい、学問の世界も結構厳しいものです。
さらに難関大ともなると、入ってからも難関です。当たり前なんですが。
私にとっては良い経験になりました。
「やっぱヌルい世界じゃないんだな」
「大学に合格しただけじゃ本当に入口なんだな」
「理解できていないことがこんなにキツイとは」
という実感が湧きました。
専門科目がメインになってからは、比較的主体性を持って取り組めたような気がします。
大学は受け身じゃダメですね。
その経験は今になっても活きています。
息子達には、
「単位は必死に取りに行け。みんなで対策をしろ。一人で頑張ろうとしても凡人には限界がある。みんなで賢くなれ」
「1年間の再履修は本当にキツイしダルいし、サークルに使えたはずの時間ももったいない」
「でも、精一杯努力した上でも落単はある。しゃーない。人生経験だと思って粛々と再履修すればよい」
と言っています。
ダメなお母さんだからこそ言える経験談というのもありますね!![]()