家族の絆が強くなったとか夫婦の会話が増えたとか。
面倒な人間関係や不要な繋がりを断つ事ができたとか。
コロナ禍も悪い事ばかりじゃないよというトピックが盛り上がった事があったっけ。
私も追加して一つ、悪い事ばかりじゃないなぁと思う事が。
来タイ当初、「ぜーったい無理」と笑い飛ばしていたタイ文字。
タイ語会話に行き詰まったからと、刺激の為に習い始めてみたものの、上達する気がしませんでした。
一つの音を表す文字が複数あったり(漢字か)、文字の位置や組み合わせで読み方が変わったり(rが重なってrrになると、anと読む、みたいな)、読まない文字があったり(フランス語か)。フォントも色々あって、習ったからといってフォントが違えば読めなくなる。
聞こえた通りの音を書いたとしても間違ってるんだから、書けもしない。
タイ人の識字率が9割超えてるなんて凄いなぁ〜と他人事で放棄しようかと思っていた頃に、コロナ。
フォロー体制充実の大企業ならいざ知らず、駐在員は現地の事は現地で把握して対処せねばなりません。
特に会社関係の判断をするにあたっては、ご近所の噂ベースの情報ではダメ。
仕事中の夫に代わり妻が状況を把握して、必要に応じて夫に連絡しなければ
それで、ニュース系のサイトをフォローしたり、日本語に訳してくれてる人をフォローしたり、色々しているうちに・・・。
コロナ関連の単語を覚えたり、フォントの違う文字が分かるようになったり(ただし限定的です)、地名が分かるようになったりと、タイ語が上達しました
例えば、昨日のコレ
東南アジアの国々の新規感染者と累計、新規死亡者と累計の発表です。
上から、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ、ミャンマー、シンガポール、カンボジア、ベトナム、ラオス、ブルネイ。
いつの間にか、読めている
やはり、必要に迫られれば語学って上達するのね。私もタイのBLドラマにハマれるような人間だったら、もっと平和に楽しくタイ語を習得できたでしょうに・・・。
ところで、10日で5人の日本人が亡くなったというインドネシア。マイクさんの会社の方にも陽性者が出てました。また、マレーシア駐在している社員さんも、「危険を感じるレベル」と言っていました。
タイも、結構ザワザワしています。そんな今日のタイ新規感染者は、7,000人超えという発表です。
ちょっと前までは
・積極検査で封じ込め
・野戦病院で病床確保
・ワクチン接種で集団免疫獲得へ
なんて意気揚々としていたけれど、デルタ株の感染力の強さにより・・・
・検査、ワクチン共にキャパシティオーバーで人が溢れかえっている
・病床が満床となり、陽性者が病院前に待機している
という事態になっています。
つまり、発表よりも多い感染者が想定されているし、入院など到底出来ないという事
CCSA(Center for Covid-19 Situation Administration)の発表だと、10,000人超えになる事も想定されるが、その事がロックダウンに繋がるかというと、安易に判断できることではない、と。ただでさえケアが行き届いていない経済的困窮者の息の根を止めることになってしまうから。だから、ロックダウン手前のところの規制が強まったり緩まったり、という日常が続くことになるのかな。
それにしても、新規感染者数の元となるPCR検査。焼け石に水とは思うけど、14日間強制隔離中の検査(計3回)、1回減らしていいからそっちに回しませんかと言いたい。
とりあえず、入院待機者用の滞在場所を設けるとか、空港に野戦病院5,000床設置とか、更なる対応がなされているけれど、それまた「来てる、来てる〜」という逼迫した事態をひしひしを感じさせています。
そして、シノヴァックはやはり不十分だからブースターを打つということになり、せっかく確保した本命mRNAワクチンが流れていってしまう・・・。
気の滅入る話は止めよう
タイ文字が分かるようになってきたので、これを読み始めています。
タイ語を勉強した友達にと思って買ったけど、もっと良い送別の品をあげて、保管してた本
チェンマイで暮らした日本人、マリさんのエッセイです。
タイってこうだよねー、タイ人ってこうだよねーという日本人目線のエッセイだから、共感度抜群
この本、とってもオススメです
書き取りの練習もしながら、辞書を引き引き、亀の歩みで読んでいます
で、そこに書いてあったのが「考え過ぎるのを止める」という事。
起きないかもしれない事をあれこれ考えて悩むのは、本来の幸せを減らしてしまうことになるから、と。
じゃあどうしたらいいのかというと・・・マリさんは、エアコンもない茹るような部屋で開眼したらしいです。暑くて、何も考えられなくなったと。
私もシャバに出たら、ニュースにかじり付かず、暑い中を散歩して無になろうそんな風に思ったのでした