引く前はそれなりに緊張した。引いた後の世界がどう変わるのか?イマイチ想像がつかなかったからだ。


でも、僕はトリガーを引いた。もう、引かざるをえない状況になっていた。そう・・・状況のせい。


そう思えれば、気は楽になる。


現実は自分が耐えられなかっただけだ。違う未来に逃げ出したかった。


そして、少しずつ準備していた未来に身を委ねることにした。


世界はどう変わっていくだろう?それは徐々に僕の前に姿を現すだろう。僕はそれを現実として受け入れるしかない。


皮肉なものだ。あれほど死に物狂いでやってきた結果、僕はたくさんのものを失った。そして、戦えなくなった今、さらに失うかもしれない。


一体、最後に何が残るのだろう?


この自由にならない身体だけなんだろうか?