Sくんと給食 その後…
先日小学校は修了式を終えました。当日は、次女はすぐに帰宅しましたが、長女はなかなか帰宅せず・・・。5年生にもなると、担任の先生からも色々お話しがあるのでしょうが、友だちとおしゃべりしながらの下校も楽しんでいるようで・・・普段は、体育教室やらサッカーやらで、なかなかゆっくりと友達と帰宅できない長女。こんな日くらい多めに見ますか・・・。さてさて、Sくんのお話、本日で締めようと思います。なんと、Sくんとは、それから2年目も一緒になったのです。年長組になった彼の担任もすることになったのでした。きっと、お母さんはガッカリしたでしょう・・・Sくんも 「え~、またかよ~!」なんて言って笑っていましたね。。。でも、結局彼は、幼稚園を卒園するころには、生野菜嫌いも克服し、給食を残さず食べることも多くなり、給食にある程度の自信をつけて巣立っていってくれました。一緒に頑張った周りの友達の力も、“年長になった”という自覚も、彼にとってはとても大きなものでした。卒園式の日、Sくんのお母さんからは、「年長になっても先生だったから、どうなるかと思ったけど、先生で良かったです。」って言ってもらえました。Sくんが頑張ったんです。本人に「何とかしよう」という気持ちがなければ変わりませんから・・・。でも、その気持ちの方へ向かせてあげられるのは、周りにいる大人です。その大人が、目の前にいる子どもの将来を考えて正しい方向を指し示し続けなければ、子どもは簡単に楽な方に転がっていってしまいます。ちょっと口が悪かったけど、笑顔がかわいくて、泣き虫で、でも、頑張り屋になったSくんも立派な大人になってくれていることでしょう。小学校低学年の頃を最後に会ってはいませんが、彼や、一緒に卒園していった子どもたちの前途が良いものとなりますように・・・