今日の夕方、

 

いつものように日付が変わってからの

 

牛乳配達の準備に

 

宅配センターに出向きました。

 

 

 

画像を載せることはできませんが、

 

冷蔵庫の中は

 

各コースごとのカートの上に

 

当日の商品があらかじめ準備されています。

 

 

 

日付が変わったころに

 

冷蔵庫に入り、その商品を車に積んで

 

各御家庭にお届けします。

 

 

 

ただ・・・

 

自身の配達の量は、

 

他のどのコースよりも多く、

 

そして車は軽自動車ですので

 

積み込みには少し手間と工夫が求められる

 

のです。

 

 

 

で、

 

夜が明けるまでの限られた時間で

 

全ての仕事をこなすには

 

少々難しい部分がありますので

 

事前(配達前)に配達の準備に出向く

 

というわけです。

 

 

 

で、

 

今日も冷蔵庫に入りました。。。

 

 

 

すると、

 

隣のカートに商品が載っていませんでした。

 

 

 

「あ、そうだった・・・」

 

 

隣の(コースの)方は先回

 

ご挨拶をされました。

 

 

 

「お世話になりました。今日で終わりになりました」

 

と・・・。

 

 

 

諸事情で

 

お辞めになるということでした。

 

 

 

年齢は私の親ぐらいの

 

ご夫婦でした。

 

 

 

暗い中、

 

寒い中、

 

時には雨の中、

 

大変だっただろうな

 

と、いつも思っていました。

 

 

 

私よりも後に(配達を)始められたので、

 

「分からないことは隣のコースの私に」

 

・・・

 

ということが多々ありました。

 

 

 

できる限りお応えしてきたつもりでした。

 

 

 

繰り返しますが、

 

私の親ほどの年齢の方です。

 

 

 

だから、

 

自分の仕事を中断しても

 

できる限りお応えしてきました。

 

 

 

だから、

 

「お世話になりました」

 

と言われた時は、

 

胸に込み上げるものがありました。

 

 

 

出会いがあれば

 

別れあり

 

の人生なのですが。。。

 

 

 

で、

 

そのFさんは

 

先の言葉に続き、

 

次のような言葉を話されたのです。

 

 

 

「本当に年齢も年齢だから

 

 普段の生活も分からないことだらけ。

 

 

 まして、

 

 この歳になって新しいことをするのは

 

 大変だった。

 

 

 でも、

 

 あなたがいろいろ助けてくれたから

 

 なんとかやりきることができた。

 

 

 配達をスタートした時は、

 

 本当に何も分からなかった。

 

 

 もし、スタートした時

 

 あなたが私の先生だったら

 

 もっと早く仕事を覚えることができたと思います

 

 

という言葉でした。

 

 

 

私はこれまで、

 

ずっと子どもたちの育成の現場に携わってきました。

 

 

 

(コロナを理由にではありますが)自クラブの活動を止める時、

 

止める発端となったのは

 

本当に自分は正しいことができていたのか?

 

という思いでした。

 

 

 

それは、

 

今でもずっと心にありました。

 

 

 

自分は、

 

初心者の指導者として適しているのだろうか

 

ということ。

 

 

 

このたびの

 

Fさんの言葉がとても心に沁みました。

 

 

 

少なくとも

 

自分は誰かの役に立っていたんだ

 

ということを。

 

 

 

誰でも最初は

 

ドキドキ、びくびくしてしまうもの。

 

 

 

その時、

 

力になってあげる人が

 

いないとやはりダメだと思うのです。

 

 

 

でもそれには、

 

優しさはもちろんですが、

 

忍耐や自己犠牲の精神も求められるのです。

 

 

 

Fさんにそう言っていただきとても光栄だったのですが、

 

忙しい時に自分の仕事とは関係のないことを尋ねられて

 

それにどう対処するのか・・・

 

正直、

 

「これ自分がすることなのかな」

 

なんて思ったこともありました。(Fさんごめんなさい)

 

 

 

このたびのお別れの際いただいた

 

私への一言、

 

本当に心に沁みました。

 

 

 

 

精進します。

 

 

 

Fさん

 

本当にありがとうございました。