人は
誰しも
「愛して欲しい」
「愛されたい」
と願います。
よほどひねくれた考えの人でない限り、
そう思っているはず・・・
ですよね。
しかし一方、
その(他者から)愛される理由を知らない限り、
愛してはもらえません。
ここ数回、
中村憲剛 選手から
学びの機会を設けてきました。
厳しいプロの第一線で
長らく活躍してきたプレーヤーには、
学ぶべき点が多々あります。
私は、
それこそが
『スポーツをする(続ける)理由』
だと考えています。
元日の天皇杯の表彰式で
中村選手が何かを持っていたことに
お気づきだったでしょうか。
そう、
風呂桶です。
風呂桶❓❔
時は遡り、
2012年12月。
場所は、
川崎市内のとある銭湯。
2010年から始まった「銭湯利用促進キャンペーン」で、
NHKの教育番組「みいつけた!」
に登場するオフロスキーの弟分“オフロンスキー”になり、
オフロスキー役の俳優、小林顕作さんとともに、
壁面に絵を描く企画に中村選手は挑戦しました。
そして、今から3年前、
最終節で(鹿島に逆転して)掴んだ2017年のJ1初優勝時、
現場になかった優勝シャーレの代わりに選手たちが「風呂おけ」を掲げたその流れが、
今回の第100回目の天皇杯の表彰式の際にもあったのです。
常に
ファン、サポーター
に心を配っていた中村憲剛 選手は、
正にプロアスリートの鏡でした。
多くの子どもたちは、
口にします。
「大きくなったらプロ選手」
・・・
それは、
自身の
名誉のためですか?
お金のためですか?
・・・・・・・
プロアスリートは、
勇気や希望を与える職業なのです。
我がごとのために競技をしているうちは、
良い選手にはなれません。
仮に(※そのような考えでは、ほぼ可能性は0ですが)、
プロになれたとしても、
その選手寿命はあっという間になくなっていく
ことでしょう。
愛される人は、
日頃より何気なく心を配っているものです。
何気なくとは書きましたが、
それは決して簡単なことではありません。
だから、
子どもたちがサッカーを始めた頃から
『感謝の気持ち』
と
『その気持ちを行動で表す(還す)』
・・・
この2つを
丹念に植え付けていくことが大切なのです。