「子どもは、
試合など望んでいない」
・・・
という
云わば極論を書きましたので、
目にされた方の多くは、
違和感を覚えたかと思います。
「(わがクラブの)子どもたちは自身が、
試合を強く望んでいますよ」
というクラブチームの方もいらっしゃることでしょう。
ただ、
大多数の子どもの
本当の本当の部分(☚本音の部分)
・・・
を考えたいのです。
ここの部分は、
子どもにしか分からないのですが
、、、
何度も押しますが、
『子どもは基本、
何も知りません』。
Jリーグも
日本代表も
ましてや
高校選手権に出る高校名や
将又、
全日(JFA全日本U-12サッカー選手権)の都道府県の代表チーム名など、
知る由もありません。
子どもの時分に
何を知り、
何を知らなくてもよいのか、
・・・・・・
ここは大人が“正しく切り分ける”べき
だと思うのです。
子どもの頃は
(本来は)誰もが純粋です。
●●大会で
勝ったや負けた
が
本気で気になるのは、
“大人”だからです。
子どもは
ただただ
「目の前のサッカー(クラブの活動時間内の紅白戦)だけでも楽しめるもの」
なのです。
世間を見渡しますと
それ、
つまり大人の価値観を
大人が押し付け過ぎている感を否めません。
なぜそこまで断言できるのか
・・・
と言いますと
・・・・・・
“大人(人間)は欲深い”から
です。
「ウチの子、トレセンに受かった」
「ウチの教え子、J下部、●●高校に合格して全国大会に出た」
etc.
と喜んでいるのは、
実は、大人です。
(ガチで、子ども本人がそれで天狗になっている場合もありますが…)
本当の問題は、
その後なのです。
トレセンに入るのも、
推薦で強豪チームに入り、大会で賞を獲るのも、
「なかなかできることではない」
とは、思います。
でもそれら(の結果)
・・・
「実は
君たちが見ている世界は
まだまだ狭い範囲なんだよ」
ということを、
子どもたちに意識させなければいけません。
子どもたちには
もっともっと先があり、、
その遠い先の目標や夢を持続させ、
これから先、
この素晴らしいサッカーという競技を通じて、
人間的に成長し続けていくことが
最も大切なことなのです。
👦であれば
SAMURAI BLUE
👧であれば
なでしこJapan
・・・・・・
いいじゃないですか!
夢を大きく持つことは
大切なことです。
ただ一方で、
トレセン合格。。。?
○○(*サッカー有名校)高校進学。。。?
、、、、、、
それで
何か将来を約束されたのでしょうか?
そもそも純粋な子どもの口から、
トレセンや強豪校の名前
・・・
それ等が
ポンポンと出てくるものではありません。
もし、
そんな言葉が、軽々しく出るようであれば
・・・・・・
親やコーチが
日頃から、
子どもに何らかの(大人の価値観の)刷り込みをし続けた結果の表れ
なのです。
繰り返しますが、
自称サッカーバカの親(私)と暮らしていますわが子は、
サッカー強豪校も知りませんし、
全国大会に出場する女子チームも、名前くらいしか知っていません。
(去年、知多なでしこスクールのチームに入れていただくようになり、ようやく知った程度です)
私は、それでいいと思っています。
具体的に、
「どこの高校に行きたい」
「将来、このチームに入りたい」
とかは、
子ども自身が決めること。
もう少し成長してから、
(その時、本人が望めば)
意識すればいいことです。
これまでの私の教え子やその友だちの中に
所謂、
早熟系の子もいました。
小学生の頃から
「そのチームが強い」
「あのチームに進みたい」
と、
少し生意気くらいに言っていた子
・・・
実際その後、
その道(J下部や強豪校)に進んでも
その後が続かない子
・・・・・・
多々、目の当たりにしてきました。
反対に、
ずっとサッカーにしがみついている
(私を含め)サッカーバカもいます。
未だに
サッカーから
ボールを蹴る以外のいろいろなことを
学んでいます。
「純粋に、サッカーと共に歳を重ねていくことで気づくこと」
「サッカーをやってよかったな、と思えること」
『それこそが
サッカーをやる意味である』
と、私は信じています。