今回は少し重いネタです。
(原点回帰?!)
このブログでは、
重いのも軽いのも、いろいろ書いていきたいと考えております。
さて、
今年の全国高校サッカー選手権ですが
残り2日(準決・決勝)となりました。
冬の風物詩ともいえるこの大会、
つい先日、
敗れた側のある高校の監督さんの
記者の取材に答えた
その言葉が気になりました。
それは・・・
このたびのタイトル
『選手が集まらない』
という一言。
「(有望な)選手が集まらない・・・」
言葉の意味自体は分かりますが
一方で私は、
このことが今一つ理解ができません。
そもそも
「(競技を通じて)選手を集める」といった発想は・・・
少なくとも“学校”という教育機関にはないはず
だからです。
しかし、
私学を中心に学校のPRのために
有望なプレーヤーをその地域外から集めた結果、
今日のこういった状況が生み出されたのではないでしょうか?
学区外はもとより、
他県から生徒(プレーヤー)を集めて試合をすることが
学校スポーツの本来の姿でしょうか❓
学校とはその名前の通り、
本来、学ぶ場であり、
競技力を強化するところではありません。
これは持論ですが・・・
「学校は学業と生活を通して
人間形成する場である」
と私は考えています。
したがって、
学校関係者が最も意識しなくてはいけないことは
選手を集めることではなく
『人間を育てる』ということ
です。
ただ・・・
「そんなこと分かっているよ!」
「分かった上での嘆きだ!」
とお叱りを受けそうですが
・・・・・・
サッカー、野球、
その他、高等学校の全国大会を観ていますと
悲しいかな大人の思惑を多々感じてなりません。