漫画を読んで、読みたい!と思ってた作品なんですが、やっっと読めました!
やっぱり伊坂さんの作品はいいですね!
あらすじ
早くに両親を亡くし、弟の潤也と二人で暮らしている、サラリーマンの安藤は、ある日突然、自分の思ったことを相手に喋らせる、”腹話術”という能力を手に入れる。
そんな安藤は、若者の支持を集める未来党の若き党首、犬養に恐怖を感じていた。
本当の魔王は、誰だ?
いやー面白かったです!
ファシズムとか、集団心理の恐ろしさとか、少し難しい部分もありましたが、とても興味深くて面白かったです。
というか、漫画とはだいぶ違うんですね笑
安藤がサラリーマンだったことにびっくりw
ともかく、この本から私が学んだことは、自ら考え、行動することの大切さ。
自分が正しいと思ったことぐらいは実行できる人間になりたいですね((*´∀`*))
⚠︎ここからネタバレ注意!!
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この本を読んで、集団って怖いなって思いました。
いや、ただの集団ならいいんですよ。
ただの集団なら、一人一人が自ら考えて行動する集団なら、それは世界を良い方向に向かわせる集団です。
でも、みんながその中の一人を指導者にしてしまったら、その中のたった1人を信じて、たった1人の言うことに従い始めてしまったら、その集団は何をしでかすかわからなくなる。
考えないことってこんなに恐ろしいんだなって思いました…。
そして、印象に残った場面が2つ
一つ目は、安藤が犬養のことを魔王なのではないかと気づいた場面の、
「あの、歌曲の子供は、まさに今の俺だ。
俺だけが、魔王の存在に気づき、叫び、騒ぎ、おののいているにもかかわらず、周囲にいる誰もがそれに気づかない」
というところです。
ここが一番ぞくっとしました。
自分だけが気づいているという恐ろしさ、他の誰も自分の言葉に耳を貸してくれないという恐ろしさ、うわーってなりましたねw
もし私が安藤だったら、きっと気づかなかったふりをして、犬飼について行ってしまうと思います。
他人と違うことや、他人にわかってもらえないことは怖いですから…
そう考えたら安藤ってすごいですよね。
自分しか気づいてない。自分しかそう思っていないかもしれない。それなのに、犬飼に向かっていく安藤はちゃんと自分で考えて行動できる人。他人に流されない人。
すごいって思います。
2つ目は、蜜代さんの、クラレッタのスカートの話。
ムッソリーニと愛人のクラレッタが処刑され、逆さ吊りにされた時、風でクラレッタのスカートがめくれてしまう。
それを誰もがいい気味だと言って直さなかったが、一人だけが、周りに非難を浴びながらも、自分のベルトでクラレッタのスカートを直してあげた。という話。
クラレッタのスカートを直してあげられる人というのは、たとえ世界は変えられなくても、自分の信じたことや正しいと思ったことぐらいは、周りに流されず、実行できる人のことだと思います。
そして、私も、クラレッタのスカートを直せる人になりたいと思いました。
長々と書いちゃいましたが、読んでくださってありがとうございました!