のぞちゃんの庭
  


大安の昨日、

3年前に84歳で逝った母のお雛さまを飾りました。


新しく見えるのは、東京大空襲で上野(当時の台東区車坂)

の実家が焼け落ちて、お雛さまをもたなかった母のために、

15年前に私が苦労して木目込み人形を作り、

プレゼントしたものだからです。


実家を整理した時、お雛様の入った木箱をあけると、

そこには、母から私へのメッセージが入っていました。


「平成十年三月十四日、大安、

希美ちゃんより頂いた手作りのお雛さまをおしまいする。

私に春を贈ってくれてありがとう。 心より感謝します。

幸せな夫婦になれるよう、どこにいても祈っています。。。。

                                母」

         のぞちゃんの庭

母から私へのメッセージは、

一人暮らしの台所の引き出しや好きだった服の中など、

様々なところに忍ばせてありました。

こんなにしょうもない娘なのに

どれももったいないほどの感謝ばかりの言葉です。



もう姿を見ることはできませんが、

毎日を丁寧に生きた母が

いつもそばで見守り励ましてくれていると、

ますます感じる今日この頃です。


私も、三月の大安の日に、雛菓子をお供えしてから

おしまいすることにしましょう。