さて、本編ですが
「アル ディ ミウラ ギターレッスン左手編」 で動かしかたを解説してるよね。
フィンガリングポジション移動するときには手のひら全体を瞬時に移動させる。
フィンガリングフォームを移動させることが重要。 といった事を説明してたんだけどこれは一言で言うと
「無駄な動きをしない」 ということだね。
フォームを崩して移動させて、またフォームをつくるんじゃなくて、フォームをそのまま移動させたほうが効率がいいということだね。
特に速いフレーズ(左手編の最初の速弾きとか)のときは結構、重要なことだと僕は思ってるよ。
2つのポジションを移動するような動きのフレーズのときだね。
少しでも無駄なく動かせられるように練習する必要があるね。
そして今日、このブログでは「弦を押さえる」ことについて考えてみようと思うんだけど、
いきなり結論を言うと
「弦を押さえる指が(なるべく)フィンガーボードに触れないぐらいの力で押さえる!」 ということなんだね。
意外かもしれないけど、ギターの弦はフレットにある程度の力(圧力)で当たるとちゃんと音がでるんだよ。
その音のでる力加減のところまでの力で押さえるだけで、それ以上の力は無駄なんだよね。
力を入れすぎて弦を押さえると、まず指が速く、軽やかに動かない(指と指板との接触抵抗が大きい)、音程がシャープ(高く)しやすい。 あと弦が強く擦れるのでフレットが削れやすい。 といったデメリットが多いんだよ。
たとえば、「ボトルネック奏法」によるスライドギター。 スライドバーを指にはめて弾くんだけど、あのスライドバーも弦に触れているだけで、フレットを押さえているわけじゃないんだよ。
いわばバーがフレットの役割をして音を出しているんだね。
だってエリック・クラプトン(デレク&ドミノス)の「いとしのレイラ」で(故)デュアン・オールマンのスライドギターはフレットを超えた音域まで使ってるからね。
「そうか、軽く押さえたほうがいいのか!」
と単純に考えてはいけないよ。 あまりに軽いとミュートになったり、ハーモニクスが出てしまうということにもなりかねないからね。
自分で「どのぐらいの力で押さえるか?」をちゃんと見極めないといけないよ。
僕もエレキギターからアコギに変えたとき、アコギの弦は太いし張りも強いから結構、強く押さえてたんだよ。
でも、あるときカッタウェイのないアコギでハイフレットのポジションで弾かないといけなくなってがんばって押さえたんだけど、ボディが邪魔で指に力が入らない!
でも不思議と音は普通に出たんだよ。
しかも、力が入ってないから指が凄く動かしやすい。
なるほどと思ってアル・ディメオラとかのフィンガリングを見てみると、やはりかなり力を抜いてるんだよね(笑)
これは良い発見だったよ!
あと、エレキギターでスキャロップフィンガーボード(指板を少し削る)にしたりジャンボフレットをつけるのはフィンガーボードと指が接触するのを少なくするためなんだね。
確かに、理にかなってるよね!
まぁ、速いフレーズを弾く人が多いんだけどね(笑)
さぁ
「”異常にスムースなフィンガリング”は弦を押さえる指の力のコントロールから」
一度、みんなも考えてみるといいよ(笑)