今日はこちらの続き。






泣いて、泣き止んで、

大掃除再開。

これを繰り返して。

 

 

 

 

洗濯物は基本的に

わたしの仕事でした。

主人の国は干すことが一般的ではなく

乾燥機を使用するのが普通。

なので、室内だろうと室外だろうと

主人に干す作業を任せると

大変なことになるのです。

 

 

 

 

ある時は外に干していたら

雨が降ったけれど

気付かず洗濯物がびしょ濡れ。

すると主人はそのまま洗濯物を放置。

乾くまでずっと外に出していればいい。

というスタンス。

結局その後も雨が降ったりしたので

数日その洗濯物は

取り込まれなかったという。。。

 

 

 

 

洗濯物が乾くと

洗濯物を畳むという

わたしにとってはいたって普通の行為が

主人にとっては不思議だったらしく

おかしなものを見るような眼で

最初の頃は見られたものだった。

 

 

 

 

主人は着る服に

アイロンをかけるのが日課で。

なのでアイロンかけだけは

上手でした。

靴下も自分の下着にも

酔っていようとそれだけは必ずする。

 

 

 

 

だから畳む必要なんて

ないのかもしれませんが

わたしは畳んだりハンガーにかけて

しまうのが普通な環境で育ってきたので

どうしても主人のその文化は

受け入れられなくて。

 

 

 

 

なので、干すことから畳むところまで

わたしがさせてもらっていました。

主人はわたしが畳んだものを

後からアイロンかけて着るわけですが

くしゃくしゃで置いてあるより

畳んである方が見た目もいいので

何も言いませんでした。

 

 

 

 

そして、

わたしが洗濯したものたちを

畳んでリビングに置いておくと

いつも自分で自分の部屋に

しまいに行っていました。

 

 

 

 

わたしが仕事で忙しいからと、

調子のいい時は

積極的に家事もしてくれていましたが、

調子が悪くなると

家事もリビングの服をしまうことも

しなくなり。

 

 

 

 

主人の調子が悪くなると

わたしの調子も悪くなるので

普段はお休みの日に

まとめて掃除をしていたけれど

それが滞り、

家の中がだんだん荒れていく。

 

 

 

 

家の中が汚いということは

わたしたちのメンタルの調子が悪い。

それを意味している。

 

 

 

 

 

主人がいなくなった後の

我が家のリビングは

だいぶ荒れていて、

畳んだ主人の服がたくさん

残されていました。

 

 

 

 

ここでもまた

服たちをみて泣くわたし。

 

 

 

 

 

冷蔵庫もどちらもメンタル問題で

料理をしなかったので

調子のいい時に一緒に買った食材が

まだたくさん残っている。

主人の好きな食べ物が

たくさん残っている。

 

 

 

 

賞味期限を見て

もしかしてこの日までには帰ってくるかな?

あ、でも主人は帰って来ないんだった。

もう会うことは

ないかもしれないんだった。

と思えばまた泣いて。

 

 

 

 

食べ物は送ることはできないけれど

服は主人も送ってほしいと言っているので

段ボールに入れた。

 

 

 

 

人の選んだ服を抵抗なく主人は着れるので

父は自分の子供にするかのように

主人に服を買うことを楽しんでいて

段ボールの中には父からプレゼントされた服が

たくさんでした。

 

 

 

 

段ボールに服を入れていたら

主人から怒涛のLINEが。

 

 

 

 

これまでの思い出の写真を

送って来た。

そういう作戦やめてや。

ほんまに今揺さぶられるから。

そっとしておいてほしい。

 

 

 

 

そして最後にこのメッセージ。



期待するやん。

あ、でもこれも嘘かもしれへん。

きっと嘘や。

もう主人からのLINE

しばらく見ない方がいい気がする。

 

 

 

 

 

ぶれぶれ。

揺れる揺れる。