本当に好きな人がいることは、それだけで幸せなことです。
本当に好きな人から好かれることは、さらに幸せなことです。
そのことを忘れていると、あるいは気づかずにいると、時にあなたは相手に対して…
“自分の思うように”してくれない。
“自分の思うように”してあげられない。
“自分の思うように”会えない。
“自分の思うように”好かれていない。
などと考え、十分に幸せを感じられないかもしれません。
もちろんこれはお互いに言えることです。
そしてそれは過度な心配、焦り、疑い、嫉妬、怒り、悲しみを生み、大切なあなたの心や相手の心を不安定にしていきます。
心の不安定なひとには、不安定なひとが寄ってきますし、ついそんなひとに惹かれがちです。なぜなら自分が欲しいものが手に入る…ような気がするからです（実際には手に入らないので、負のスパイラルに陥りますが...）。また不安定なひとからは、心の安定したひとは離れていきます。なぜなら自分のためにも相手のためにもならないことが落ち着いて判断できるからです。
だからこそ、先ずは自分の心を安定させる必要があります。
仕事上、「恋人が欲しい」「彼氏（彼女）が欲しい」「（付き合っている、あるいは好きな）相手を何とかしたい」という相談は、これまでカウンセリングやセラピー、講座等を通して数多く受けてきています。そこでいつも思うのは、恋愛が上手くいかない方の多くは、必要以上に“カタチ”に拘っているということです。「恋人」「カレ」「カノジョ」「つきあう」など、これらは立場や状況を示した、ただの“カタチ”に過ぎません。決して“カタチ”なんて全く必要ないと言っているわけではありません。でもこれは、この先の未来において、一緒につくっていくものなのですから。
必要以上に“カタチ”に拘っていると
「カレなんだから・・・」「カレなのに・・・」
「カノジョなんだから・・・」「カノジョなのに・・・」
「つきあってるんだから・・・」「つきあってるのに・・・」
などと、自分の思うようにいかないときに、相手へ自分の思い込みを押しつけてしまったり、自分が思う当たり前によって自分自身を傷つけます。時に大事な時ほど前に進むことを諦めてしまったり、逆に別れを選択した方がいいことに気づけないことも。
本当に好きな人がいることは、それだけで幸せなことです。
そのことに気づくだけでも心は安定し始めます。
そして、いま十分に幸せであるあなたの良いかかわりが、やがてあなたにとって最良のパートナーを見つけ出してくれるでしょう。
きっと一緒にいるとあなたの心が美しく磨かれるような方を。
あなたはいつでも選べるのです。
悪いパートナーといるとあなたの心は悲しく荒むけれど
良いパートナーといるとあなたの心は美しく磨かれる
決して人として良い悪いという意味じゃないよ
あなたと合っているかどうかが問題
きっと相性ってそういうものだね
パートナー選びは大切だよ
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「Alchemist Recipe 《錬金術師のレシピ》 人生を変える五感と言葉の方程式」より
