天気が悪くて太陽が顔を出さないとやっぱり寒い。
ビリーは洋服を着るのが大嫌い。
着たとたんにものすごく「不機嫌顔」になる。

嫌いなのはわかっているけれど、
さすがに寒いときには
見ている方がつらいので、という
飼い主のエゴで洋服を着ていただく。
ビリーのお洋服コレクションはかなり立派なのだけれど
あんまり着る機会に恵まれないものばっかり。
最近は「P」マークつきのセーターを着ている。
朝の散歩の途中で
エレガントなおばあさまに出会ったビリー。
人通りも少なかったので
リードから離れて自由に闊歩している元気なビリーを見て
そのシニョーラは
「まぁ元気なワンちゃんだわねぇ。」と声をかけてくれた。
シニョーラもかつてはワンコを飼っていたのだけれど
彼女のお父様が亡くなった翌日に
まるで後を追うようにして飼っていたワンコも
天国に召されたという話を
ほんのり涙を浮かべながら語ってくれた。
「それ以来好きなのだけれど、ワンコを飼えなくて」と。
走り回り吼えまくるビリーを見て
「いくつなの?」とシニョーラから質問。
「落ち着きなくて恥ずかしいのですが、8歳になりました。」
するとシニョーラはとても驚いて
「まぁ、とっても若々しいのね。
あなたとても可愛がっているのでしょう。
よくこんなに健康で若々しく育てたわねぇ。」と
盛大にお褒めの言葉をいただきました。
そうね、元気で若々しくいてくれることがなによりです。
ちょっとくらい暴れん坊でも…。