08/06 カミーノ歩き旅 28日目の出来事 その4
お腹も膨れ
太陽がすっかり顔を覗かせると
周囲の人の気配と共に
頭の中も彩りを取り戻し始め
道中を彩る様々なホタテ貝を
眺めながら
おや?道に少し変わった轍が・・・
チャリダー巡礼者は多いから
車輪の跡は珍しくないんだけど・・・
ちょっと違うよね・・・これ
なんて思いながら
しばらく進むと
徒歩巡礼者に混ざり
車椅子巡礼者の姿が
なるほどねぇ~なんて感じ
数は多くなかったけれど
この後も時々
車椅子での巡礼者の姿も
カミーノでは見受けられました
さすがに単独では難しいようで
サポートの係りの人が
上り坂なんかでは押したりして
一緒に歩んでるなんて光景をみました
そんなこんなで「SARRIA」の街へ
この街からサンチャゴまでは113.9km
徒歩巡礼者で巡礼証明書を得るためには
最後の100kmを歩くことが条件の一つとなるため
ここまで途中バスや列車を使った人も
ここから先は歩くことになる街です
まぁ~この先も100kmまでに、もう1つくらいは
小さな町があるんですが
基本ここが最後の100kmの為の拠点となる街なんですね
当然、巡礼者グッズのお店なんかも
ばっちり有ります
最後の100kmだけトライする方も
ここで必要なものは全て揃えられそうでした
最後の100kmに向け
私もこの街で準備を整えることに
嫌がらせのような・・・階段を
準備といっても・・・
まぁ~装備面では特にいままでも
問題なかったのですが
教会へ向かいます
無宗教の私なので
ミサのためとかではないんですが
フランス側で発行してもらった
巡礼手帳がスタンプだらけで・・
エクステンションなんかを途中でしてもらったにも
かかわらず
もう・・スペースがなく
新たな手帳を発行してもらおうと思ったんですね
はい・・・至る所で押してもらいすぎました
この先100kmは
徒歩で歩いたことを照明する手段として
最低でも1日2つのスタンプを
押してもらわないといけないのです
*コレ証明書が欲しい方には重要です!
でもスペースがどう考えて・・足りない
なら・・・気持ちも新たに作ってしまえ
なんて思ったわけです
先程の教会で巡礼手帳の発行をしてるとの
ことだったんですが・・・
11時からとの案内にも関わらず
待てども待てども・・・教会が開かず
しかたなく、もう一箇所巡礼手帳の発行が受けられると
いう修道院のほうへ移動
あ、街の入り口には観光案内所があったんですが
そこでは発行してませんでしたよ!
でも街の地図と丁寧な案内が受けられました
途中巡礼宿の集中する通りを行くと
11時ちょい過ぎで
FULLの看板が・・
ココはホテルも多かったけど
どこもFULL(満室)の看板だらけでした・・
ラスト100km更に人が増えそうです・・・
この先の宿探し頭いたいなぁ~なんて思いつつ
しばらく
街のほぼ外れにあった
中世の救護施設、マグダレナ修道院
ここで無事に新しい手帳を発行してもらえました
左がフランス側で発行されたフランスバージョン
右がスペインバージョンです
発行された国で結構デザインが違うんですよね~
日本のサンチャゴ友の会で日本バージョンなんかも
発行しているようですよ
係りの方が英語が通じなかったので
ビロ~~~ンと今までの手帳を広げて見せたら
新しい手帳とはいえ
扱いはエクステンション扱いになるようで
1ユーロで発行してもらえました
新規だともっと高いハズです
「たくさん・・押したね・・・」って半分呆れたように
苦笑されてた・・ぽいけどね!
これでも・・途中でスペース考えて抑えたのに・・
*ちなみに巡礼手帳のことを
クレデンシャルと呼びます
実際に最後100kmだけでもチャレンジをしてみよう
と考えている方は・・この単語は覚えておくと便利ですよ!
発行してくれたオジサンが
「中を覗いていきなさい」と身振りで手振りで
薦めてくれたので
しばらく修道院の中庭を見学
教会で座って休憩して
新たな手帳と共に
心機一転でラスト100kmを
再スタートです
DAY30-5 サングラスと鎧 へつづく
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