北極遠征訓練のために
登山を始めた。
まだ登山歴7ヶ月。
歴だけでいえば素人だ。
しかし登山頻度を上げ、
毎回課題を持って登山した。
失敗と反省を重ねながら僕は
遂に日本一の山に登ったのだ。
それも冬の荘厳な富士山を。
大学生活4年間を振り返っても
誇らしい経験の1つと言える。
冬富士成功に至るまでの軌跡を振り返る。
八ヶ岳連峰天狗岳での初雪山テント泊登山。
前回の初めての雪山登山はこちらから↓
唐沢鉱泉→黒百合ヒュッテ
初雪山テント泊登山なので、黒百合ヒュッテという山小屋の前のテント場を利用するという、初心者でも安心して挑戦できる簡単なコース。
唐沢鉱泉のそばにある駐車場からスタートだが、ここ標高約1700m地点で川は凍っていた。
「凍ったユーコン川がぁ」
とかぼやいているが、
カナダからアラスカに流れるユーコン川が冬に一部区間凍結する。
それをいつか
「凍結ユーコン川徒歩冒険」
として挑戦したいのだ。
元々この川はカヌーで下るので有名な川なのだが、いつかそれもやりたい。
しかしカヌーで下って見るユーコン川と凍っているユーコン川をスキーで歩いてみた景色を比べることができたら面白そうではないか。
そんな夢があって、生まれて初めて凍った川を歩き、ここ長野県は唐沢鉱泉ではしゃいでいるのである。
その後、アイゼンを履き、先輩たちに歩行の仕方に途中指摘を受けながら進んでいく。
テント泊
気温はマイナス10度くらいか、それより少し下がったか?くらい。かなり余裕だった。
周りにもそれなりにテント泊利用者がいた。
強風!天狗岳→西天狗岳
動画で伝える。文字じゃ伝わらない。
動画で話す通り、グローブを外す際はリーシュなどで止めないとあっという間にどこかへ消えるだろう。
僕の左頬のネックゲーターは雪が吹き付けこびりついている。
呼吸で鼻の下も凍っている。
実際そこにいるとなかなかな急勾配。
天狗岳のそばは、簡単なクライミングっぽくなっている。
天狗岳から西天狗岳へと登るルートを歩く。
天狗岳(確か2600m強)登頂
かなり成長
1泊2日で歩行距離もあったためにアイゼンワークがかなりうまくなったと山の先輩からも言ってもらえた。
自分としてもポールにも力を頼りすぎず、脚と腕、バランスよく登れたと思うし、ザックのパッキングもかなりスムーズになった。
手に冷えを感じたことも少なかったため、冷え始めた初期に対処することもできていた。
テント泊では、翌朝想像以上にエアマットが濡れてしまうことも肌で学べたし、イメージとのギャップも掴めた。
まぁ、全体通してよかったのでは???
そう思える雪山登山であった。
次回、2020年末、立山敗退
2020年最後の登山は立山敗退と富士山敗退。
まずは立山について。
読んでくれてありがとうございます。
続きはまた次回。