キノコ採り | アラスカの自然に囲まれて

アラスカの自然に囲まれて

アラスカ州のアンカレッジは自然がいっぱいで、季節の移り変わりを日々肌で感じる自然に密着したくらしです。このブログでは、ここアラスカでの釣りや山登りなどアウトドアライフを中心に、私の見た事、感じたことなどを独断と偏見で紹介します。

今週は天気がいいのですが、先週はずっと雨。降ったりやんだりで結局2週間近く、雨模様。

これで、アンカレッジ周辺は秋の気配がぐっとふかまり、森にはキノコが。

 

まずは、アンカレッジ周辺、ウチの近所でほぼ毎日、夕方の散歩の時間に歩きながらちょっとずつ見つけては持って帰って冷凍。

 

とるのは基本的に三種類。

キングボリート、和名はヤマドリタケ

 

 

 

バターボリート、多分ちかいのがススケヤマドリ

 

アドミラブルボリート、オオキノボリイグチ

 

イグチ科のキノコは、傘の下にヒダがなく、スポンジ状になっているので見分けが簡単です。

アラスカでは、イグチの仲間では毒があるのは一種だけ。これは赤くて、切るとすぐ青く変色するので見分けがつきます。

この3種類の他にも、食べれるイグチがあるのですが、取り敢えず、この3つが味が良く、充分な量が確保できるのでこの3つだけとっています。

 

一番、まとまった量がみつかるのが、ここから約50キロのガードウッドのコメツガの雨林。今年は3週間前からチェックし始めましたが、今週辺りピークの様子。これが約1時間歩き回った結果の収穫です。

 

 

測ってみると約5.5キロ。虫食いがなく開いていないものは冷凍。このキノコは冷凍保存がきき、冷凍で味がよくなります。

試してガッテンでも言っていたそうです。

 

肉質がしっかりしていて、バターでソテーしたり、焼いたり。後は、魚と一緒にホイル包焼き、味噌汁や鍋にも入れます。

あまり状態の良くないものは乾燥。パスタソースや、炊き込みご飯になります。水で戻すと何とも言えない香りの強い甘いストックができます。トマトソースに入れるとコクが増します。

 

アラスカは日本とちがって樹木の種類が少ないので、キノコの種類も限られますが、その分識別が容易。それに、森がおおいので

沢山とれます。今回の収穫分もいれて4リットルの袋が7つ、冷凍キノコで一杯になりました。これで冬の食生活もうるおいます。

 

ウチの近所では、例の赤くて白い斑点のある紅天狗が沢山でます。森林管理局のレインジャーの中には食べる人がいるらしく、日本から昔遊びに来た山登り好きのI 君も食べるといっていました。大変いおいしいらしいですが、3本食べたら3日くらい二日酔い状態に、ということはかなり肝臓に負担が。。。。ヤバイですよね。長野の方では、何度も水でにて煮汁をすてて毒抜きをして食べるらしく、私もいちどそうやってちょっとだけ食べたのですが、そこまですると肝心の旨味もなくなります。

 

そういうわけで、取り敢えずこの3つで、食生活は充実なので、欲張らずこの辺にしとこうと思ってます。

 

キノコ探し楽しいですよ。