レインボーの釣りは楽しい | アラスカの自然に囲まれて

アラスカの自然に囲まれて

アラスカ州のアンカレッジは自然がいっぱいで、季節の移り変わりを日々肌で感じる自然に密着したくらしです。このブログでは、ここアラスカでの釣りや山登りなどアウトドアライフを中心に、私の見た事、感じたことなどを独断と偏見で紹介します。

今年のキーナイは紅鮭の遡上が良くないようですが、我が家の冷凍庫はなんとか必要数を上回る13匹を確保。

 

一日6匹のロシアンリバーのアーリーランのリミット達成がきいています。おかげで、ディップネットにも行く必要なし。

 

紅鮭釣りは、あれはあれで、ファイトがすごく楽しいのですが、大体人が多い。それに、あの釣りは、とにかくリミットを達成するという、なんか漁に行くみたいなお仕事的なプレッシャーが。。。。。

 

必要数を確保したので、あとは純粋に楽しむ釣り。

 

7月の最終週はだいたい、ウィロークリークの上流の産卵場所にキングが落ち着きはじめるころ、それを追って来たレインボーをビーズで狙います。

 

よく行くスサイトナ本流との合流点から約15キロほど上流、水もきれいで比較的景色もいい。人もあまりいないので、キングが産卵していれば、その後ろを狙っていい釣りができます。

 

土曜日9時半家を出発。最近手に入れた、アトランティックレーベルのリズムアンドブルース集(若い時に友達とよく聞いていたヤツ)を聞きながら、1時間半のドライブ。

 

車を止めると誰もいない。ラッキーだが、これはいいサインなのか?

 

支度をして川におりてみると、いくらかのキングがいます。まだ少し早いようで、ペアになって流芯に陣取っている個体はあまりいません。色も、まだ黒っぽくて、完全に赤くなっていない個体も結構います。去年に比べると少しマシな数ですがそれでも少ない。

 

今年完全に禁漁にしたのはやはり正解でしょう。これ以上遡上数が減らないようにしないと。。。

 

などなど考えながら、ある程度集まっているキングの後ろをビーズを流します。キングの卵のイミテーション10ミリの濃いオレンジビーズの表面に白っぽいマニキュアを塗ったものをインジケータを使ってデッドドリフト。

 

キングの産卵場所は酸素の多い一番流れの早い流芯なので、そこを流します。卵が流れていれば、レインボーはキングのすぐ後ろにいるはず。。。。。真ん中の赤いのがキングです。

 

何度か流していると、インジケーターが’前に走ります。最初は小型のレインボー。

 

これが、ビーズです。

 

いるようです。その後いきなりまたインジケーターが走り上流に向かってジャンプ、そして今度は下流に猛ダッシュ。流れが早いので止まりません、走って川を下ります。これが楽しい。2つしたのプールであげたのがこれ、45センチ前後。口に昔のフックのダメージがありますがキレイな魚体です。ウィローのレインボーはキレイです。それに、ファイトがすごい。住んでる川でこんなにもちがうのか?

 

 

その後同じような型を2匹。あと、キングのジャックも来ました。これは、大きくならずに帰ってくるオスです。

小さいのですが、これも産卵に参加します。小さいのですが、その分動きが早い。そのすばしっこさを武器に素早く卵に精子をかけるそうです。

 

満足したので上流の深みに移動。キングがいるのですが、まだ産卵していない様子。

 

ビーズには反応悪し。試しにドライフライを。

 

よそ見をしていると魚が喰っている!グレイリングかと思いきやこれがレインボー。

 

あと1匹もっと大きいレインボーをかけたのですがフックアウト。その後、グレイリングを2匹。

これで、すっかり満足して家路につきました。

 

大体4時間の釣りでフックアップが12−3匹、上げたのが半分くらいか。特大はいませんでししたが、元気なレインボーのファイトを楽しみました。

 

後1回、いやできたら2回行きたいな。。。。