異常気象 | アラスカの自然に囲まれて

アラスカの自然に囲まれて

アラスカ州のアンカレッジは自然がいっぱいで、季節の移り変わりを日々肌で感じる自然に密着したくらしです。このブログでは、ここアラスカでの釣りや山登りなどアウトドアライフを中心に、私の見た事、感じたことなどを独断と偏見で紹介します。

異常気象です。

とにかく暖かい。今日は少し寒くなり、日中で氷点下6度程でしたが,それでも暖かい。
先週迄の2週間程は、日中摂氏5度以上迄上がり、雨が降ったりする始末です。

去年の今頃は氷点下15度くらいだったのに、、、、、

おかげで、山は殆ど雪がとけ、残っているところでも殆ど氷の状態。

今日土曜は、天気もよかったので、午前中に学生のレポートの採点をすませ、午後からは、ベアバーレーから、マッキューピークへ続く尾根をたどって遊んできました。

登山口から山を見ると、殆ど雪なし。正面の山の頂上迄先ず300メートルほど登ります。




運動不足気味と体重が増えたので、やはりキツいですね。ナントカ前の状態に戻したいところですが、それには、キツくても登るしかありません。

頂上から、南の風景です。中央左の奥の出っ張りにむかって続く稜線を歩きます。



とにかく雪が少ないですね。それに、表面が凍っています。軽アイゼンをつけているので滑りませんが、場所によっては完全な氷です。

途中後ろから来た、二人組に抜かれました。早いですね。殆ど走っています。




下の写真に見える蜂の巣のような出っ張りが頂上ですが、今日は昨日のジョギングで少しふくらはぎを故障しているので、ここでやめにしておきます。



北側にみえる、ターミガンピークも雪が少ない。全体的に皆地面が露出しています。まるで、4月の半ばのような風景です。






これたどってきた稜線です。アンカレッジの町は霧の中です。



ここで、ユックリスナックを食べ景色を楽しんだあと、来たミチを引き返します。

正面遥か彼方には,マッキンリーが見えます。その左はフォーレイカー、そしてその中間にハンター。



2週間程前、またハンターに挑戦するためこちらに出てきた、登山家の栗秋氏と食事をしましたが、彼はいまあそこで氷の壁と格闘しているのでしょう。

ここから見た天気は最高ですが、さて現場はどうでしょうか?

そして、出発から3時間弱で、往復8キロほど、標高差700メートル程を歩き終え、車のところへ戻ってきました。

ひさしぶりの楽しい山歩きでいしたが、異常気象が気になります。このまま雪が降らなければ、夏は水不足でしょう。水不足といえば、カリフォルニアは大変な干ばつで、ひどい水不足だそうです。川にも水がないため、産卵した鮭の卵にも被害が及ぶ可能性大だそうです。

さて、この異常気象は、温暖化と関係しているのか?もしそうならば、これからどんどんひどくなっていくのか?

心配です。