今日は久しぶりのサックス演奏動画です。

私事ですが、大学卒業以来6年ぶりにサックスのレッスンに通いはじめまして、レッスン課題の練習に追われています。

演奏動画の更新ペースは多分落ちてしまうと思いますが、その分演奏のクオリティは上げられたらいいな…と思っています。



さて、今回の演奏動画はこちら!

テナーサックスで演奏しました♪


東京ディズニーリゾート40周年テーマソング

リビング・イン・カラー

Living in Color 

(チャンドリー・ジョンソン&ドウェイン・ウィットモア作詞・作曲)




4月からずっと上げたかったのに、びっくりするほど遅くなってしまいました…

“Na na, na na, nanairo”の歌詞でお馴染みの、TDR40周年テーマソング

K-POPのような男性ヴォーカルのサウンドが今までの周年テーマソングに無い雰囲気で、公開された時は驚きの声も多かったように思います。

歌の曲をサックスで演奏する際はなるべく元の歌い方に近いアーティキュレーションを心がけているのですが、この曲の力が抜けていてかっこいい歌い方を楽器で再現しようとするとどうも平坦になってしまい…

結局、ディズニーランドバンド版のパキッとしたアーティキュレーションに寄せてみました。



最近になってこの曲の対訳付きMVも出ましたね。

歌詞の中で私が着目したポイントは2つ。

1つ目は、「一緒に盛り上がる」

この曲は“we’re dancing”“make you wanna say “Ooh””等、一緒に踊ったり声を上げたりするような歌詞が多く出てきます。

また、“Oh yeah, oh yeah”といった掛け声やコールアンドレスポンスの部分、キャッチーな日本語の“Na na, na na, nanairo”等、ゲストも声を出して参加しやすい箇所がたくさんあります。

ここで比較したいのが、東京ディズニーシー20周年のハーバーグリーティング「タイム・トゥ・シャイン!」 と、現在行われている40周年のハーバーグリーティング「レッツ・セレブレイト・ウィズ・カラー」

コロナ禍真っ只中だったシー20周年では声を出す演出が少なく、曲自体も掛け声やコールアンドレスポンスがあまりありません。

一方、40周年の方ではミッキーたちが「イェーイ」や「なななななないろ〜」と声を出す場面が多く、ゲストも一緒に発声しやすい雰囲気です。

コロナによる行動規制の緩和が見込まれていた40周年。「またみんなで歌ってはしゃごう!」というパークからのメッセージが、テーマソングであるリビングインカラーに表れているのではないかと思います。


2つ目のポイントは、「相互理解」

「色とりどり」という主題やを連想させる言葉の数々、また2021年からキャストの行動基準にInclusionが追加されたこと等から、40周年は「多様性」を言外のテーマとしているのではないかという意見をよく見かけました。

共感する人も多い一方、「またポリコレかよ」と身構えてしまう人もいる単語ですね。

ただ、この曲が伝えたいのは現代的な社会問題というよりも、Inclusionの根底でありゴールでもある「人と人は分かり合える」ということなのではないかと感じます。

“We can show each other how 

(お互いに教え合えばいい)

And it starts right here and now”

(そしたら今すぐここから始まるよ)

という歌詞にそれが表れています。


40周年のパレード「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」も多様な人種や年齢のキャラクターが多いことから「多様性」「ポリコレ」と言う方を見かけます。

それも制作側の意図としてあるだろうなとは思うのですが、“We can show each other how”という点に着目すると、単に埋もれがちな属性のキャラを出しただけではない、細かい相互理解が描かれていることに気付きました。

比較的社会的なテーマのズートピアやポカホンタスは言わずもがな、リメンバーミーやメリダは家族との歩み寄り、トイストーリーはいがみ合っていた2人の和解等、「違う考えの者同士がお互いを理解すること」が重要なポイントになっているのではないでしょうか。



東京ディズニーリゾート40周年はまもなく終わりを迎えますが、この曲はまだまだパークで活躍しそうですね。

これからも聴いて歌って楽しみたいと思います。