本日11月17日は、金曜ロードショーで『ミラベルと魔法だらけの家』が放送されますね!めでたい!
今回はミラベルと言えば!なこの曲をサックスで演奏しました。
『ミラベルと魔法だらけの家』より
秘密のブルーノ
We Don’t Talk About Bruno
(リン=マニュエル・ミランダ作詞・作曲)
出演キャラクター約6パートとベースラインを全てアルトサックスとテナーサックスで演奏し、多重録音しました。
楽譜の作成から動画編集まで1年半かかった力作…というか問題作です。
練習や編集よりも「フリーズしたパソコンと格闘してる時間」が1番長かったので、二度とやりたくない…
(と言いつつ、これができたのなら朝の風景やアリ王子のお通り、レミゼのワンデイモアなんかもできちゃうのでは?等と無謀なことも思ったり)
なるべくトラック数を増やさないパート分けや、手持ちの服で各キャラのバウンドコーデを考えるのは楽しかったです。
お気に入りはこちらのドロレス風コーデ。もらい物のくまさん形チョコについてたリボンをチョーカー代わりにしたらいい感じになったなと思っています。
さて、《秘密のブルーノ》といえば、映画の主題歌的な立ち位置の曲ではないにも関わらず、Billboard HIT 1位やSpotify ナンバーワンヒット等の快挙を達成。
本国では“レリゴー超え”の大ヒットとなり、一度聞くと頭から離れないクセになる曲調は特にTikTok等SNSでブームを起こしました。
作詞・作曲はブロードウェイの大スター、リン=マニュエル・ミランダ。
『モアナと伝説の海』や実写版『リトル・マーメイド』の音楽チームに参戦、そして『メリー・ポピンズ リターンズ』では街灯点灯夫ジャック役で出演(!)と、今や近年のディズニーを語る上では欠かせない存在です。
彼が脚本、音楽、作詞、主演を手掛け爆発的にヒットしたミュージカル『ハミルトン』もありがたいことにディズニープラスで観られますよ✨
曲作りに関しては凄まじいエピソードが多い彼ですが、この曲はなんと監督と電話している間に即興で作り始めたというから驚きです。
《秘密のブルーノ》は、未来を見るギフトを持ち10年前に失踪した叔父ブルーノについて、家族や町の人が噂をするゴシップソング。
ラテン音楽のいくつかのジャンルやポップ、ヒップホップ等の要素を合わせたダンサブルな曲調で、ダンス音楽らしく一定のテンポやコード進行の中で、登場人物がそれぞれ違うメロディーを歌い繋いでいきます。
最後に各パートのメロディーが重なる流れは、《トゥナイト(クインテット)》や《ワン・デイ・モア》のような王道のミュージカルスタイルです。
リン=マニュエル・ミランダの作品らしく、歌詞は韻を多用していてとてもリズミカル。
そして、この曲の中に出てくる歌詞やメロディーは別の曲で登場することもあるので、他の曲も合わせて英語で聴いてみるのがおすすめです。
特にご注目いただきたいのは最後の方のイザベラ&ドロレス。他のキャラの歌詞は完全に各ソロパートの繰り返しですが、この2人は少し歌詞が変わるので、ぜひ耳をすませてみて下さいね。
ずっと上げたかった動画をやっと公開できたので、肩の荷が降りました…
気持ちを切り替えて、年内にあと2本ぐらいはアップできればと思っています。