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CHANGE THE WORLD

その前に自分が変われよ的な(笑)

バンドマンは基本的に自分で楽器を買います。一流のバンドマンになると楽器メーカーのサポートがつくのはスポーツ選手と同じ。
楽器選びはまるで宝くじを真剣に買うようなもので、そこそこの貯金を吹っ飛ばす金額をつぎ込むものです。手作りだけでなく工場で作られる量産品でも1台ごとに音の性格が違うのです。更に高い楽器ほど音が良いという必要十分条件があるので困ります。
通販で買った15,000円のストラトモデルと200,000円を超えるストラトキャスターは面白いほど音が違います。その他にも、他のメンバーとアンサンブルする上で音色がお互いに馴染むかという大切な問題もあります。

ハーピストは曲によって何台ものハープを使い分け、練習と本番のたびにトラックをチャーターし、保管場所として空調の効いた(音質の安定に大きな影響があるので)倉庫を1軒借りていると言っていました。

ピアノ弾きで練習や本番のたびに自宅からマイピアノを持ってくる猛者を見たことがありません。ピアノ弾きはいつどこでもそこにあるピアノを弾くものです。
40年くらい前に読んだ山下洋輔のエッセイにトリオでツアーに出る話があって、ベース弾きはあの大きなウッドベースを抱えて飛行機に乗り、太鼓叩きは魔法のようにどうにかしてドラムセットを運び、自分はピアノを運ばない代わりに3人分のスーツケースを運ぶ。そしてわざわざ出かけた異国のジャズクラブでスタインウェイの弦を切り出禁となる、みたいな話があった。
まあ自分でピアノ運べば世界中からデブなピアノ弾きはいなくなるわな。あ、君のことじゃないよ。

ここまでが前書き。
ライブをやってきましてね。ミキサーは自分のミキサーを持っていないわけです。持たなくていいんです。楽器じゃないから。で、「おーい、新しいミキサーとアンプ買ったぞ」とバンマス氏から連絡をもらった私はユーザーズ マニュアルをダウンロードしてこの日に備えておりました。
それではご覧いただきましょう。

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左奥がパワーアンプで今回はステレオ750wで使用。その上にちょこんと乗っているのはワイヤレスマイクのレシーバー(アンテナ付き)。昔はさあ、アンテナだけでマイクスタンドよりでかかったよね。ねえ覚えてる?

次がミキサーでございます。もちっと細かく言うとアナログミキサーね。BEHRINGER EURODESK SX2442FXという長い名前のどっかの国の外人さんだ。外人さんなのでコミュニケーションを取るのが大変だった。前のやつよりネジネジとかボタンがいっぱいあって楽しい。地味に便利だったのはFBQという機能でハウリングの原因になっている周波数帯をリアルタイムに検出して教えてくれるのだ。ただ今回はメインからモニターにTHRUでつないでしまったためにその効果を発揮することができなかった。つーかお手上げだった。でも上手く乗り切ってくれたボーカルのジュリちゃん、ありがとうね。

手前は私物です。MacBookPro BABYMETAL Ver.とAudio Technica Studio Moniterです。MacはサウンドチェックやBGMを出したりミキサーのセッティングを記録しています。またホールの客席に卓を置く時は暗くなって台本が読めなくなるので、これで読んでます。
ヘッドフォンは、ほんとーはBeatsが欲しかったんだよ。あの音圧の高い中抜けしたブンシャカサウンドでHey Yeah とかつぶやきながらエレクトロニカとかテクノを聴きたいんだよ。でもそれってモニターに一番向いてないわけさ。で、ヨドバシ行って3時間くらい試聴して比較して抜けが良くて高音から低音まで音のバランスが良くて、コストパフォーマンスが良くて、片出しであること(これ重要。テストに出ます)を条件に選んだらこれだった。

こんな風にバンドのおかげで僕は遊んでる。
ミキサーは楽器の音量と音質のバランスを1人でコントロールする。自分の作りたい音が作れるし、プレイヤーの求める音も作る。奥が深い。やっぱ一家に1台あってもいいか。ライブのたびに家から運ぶか。やっぱいらないか。家にあってもバンドがいなきゃ練習にならんし邪魔なだけだ。でもネジネジとかいっぱいあってボタンとかいっぱいあって楽しいんだよー。

これからもライブのたびにmixしたりconfuseしたりするんだろうなー。