タバコを吸わなくなって1年が過ぎた。やめたという感覚はない。ただ吸いたい気分を我慢できるようになっただけだ。それまで36年間付き合ってきた。嫁より長い付き合いだ。
喫煙者は今や完全にマイノリティになった。まるで犯罪者のような扱いだ。確かにポイ捨てや場所をわきまえない人がいる。嫌煙者にもゴミをポイ捨てしたり老人に席を譲らない人はいるだろう。とにかく今は嫌煙が正義で喫煙は(殺人未遂容疑の)悪である。
私の場合これまでに5回以上禁煙に成功してきた。長い時で3ヶ月くらい、短くて4日くらいは成功した。成功したのに家族から投げつけられる言葉。「根性なし」「意志が弱い」「(禁煙ガムと禁煙パッチと電子タバコの)金返せ」「葬式なんかやらないぞ」これ以上思い出したくない。禁煙を短期間で終わらせてしまった喫煙者は当然落胆している。自分の不甲斐なさにショックを受けている。だからどんな決意をもって再度禁煙に臨もうとも、この言葉を思い出して腰が引けてしまうのだ。これは嫌煙者には理解できないことだろう。誰も禁煙した行動を褒めてくれない。人は褒められて良い子に育つのに。失敗を非難されたり失笑を買うだけだ。メンタルを救う方法があったらいいのに。
ところで私は禁煙について1つ疑問がある。
「禁煙したら食事が美味しくなって食べすぎる。おかげで太っちゃって困る」という人がいる。
バカか?
喫煙は呼吸器系と循環器系に確かに影響を及ぼす。自分だけでなく周囲にも迷惑をかける。しかし肥満はどうだ。消化器系、循環器系、内分泌系にまで大きな負担をかけることになる。つまり太ると死ぬのだ。 それは喫煙は死ぬのと同じ理屈だ。 禁煙したことによって死の別のリスクが高まったことに気付かず笑っているバカはいるのだ。
もちろんなかなか死なないデブもいる。そして私の父は70歳近くまでタバコを吸っていた。おそらくそれが原因でCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を患い84歳で今年亡くなった。日本人の平均寿命をはるかに上回っている。
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