

第3話「宇宙からの贈りもの」(制作No.5)
じつは、WOWOWで放送したものをブルーレイに焼くとき、「ああ、制作No.順に並べるのもよかったなあ」と思った。
「ウルトラQ」は、アメリカのテレビドラマ「ミステリー・ゾーン」に見習って「アンバランス・ゾーン」というタイトルでの放送も考慮されており、何も、怪獣ばかりが登場する話にするつもりはなかった。
その証拠に、制作No.の最初の方には、「マンモスフラワー」「悪魔ッ子」「変身」「あけてくれ!」というタイトルが並んでいる。
どれも怪獣は出ず、しかし、特撮の多用は意識されている作品だ。
そして、制作No.5、この「宇宙からの贈りもの」で、初めて、巨大怪獣が出てくる。
火星怪獣・ナメゴン
昔は、火星から侵略者がやってくるという説が横行し、それだけ、火星は、人類にとっては、とてつもなく遠く未知な存在であった。
だから、火星探査機に火星人が地球を襲うための怪獣を載せて、返してくるというストーリー。
まあ、今だったら、火星に火星人はいないだろ?という突っ込みも出ると思われるが、つい4,50年前は火星人がいるのではないか?と信じる人も多かった(と思う)。
ナメゴンは明らかにナメクジの怪獣。(ちなみに、操演メカはモスラの幼虫を使用しているらしい)
だから、塩でやっつけられてしまう。
でも、逆に、塩で増殖する怪物が襲ってきたらどうなるのでしょう、という警鐘で物語は終わる。
2匹目のナメゴンは、物語の中ではやっつけられる映像が無いまま、終わる。
ウルトラQ特有の「省略の美学」が、ここにもある。
しかし、海水を吸収して、巨大化する怪獣が来襲したら、ホント、ヤバいですね!
また、最後のユリちゃんのペンダントが、炎で膨らんでしまうのが、子供のときは見ていて恐ろしかったけど、今見ると、笑える。
このたび、モノクロ映像をカラー化処理した「ウルトラQ」が、ブルーレイやDVDで発売されたが、この「宇宙からの贈りもの」だけ、WOWOWでカラー版も放送された。
なんか、視聴者の投票で決めたと言っているが、私なら、やはり、怪獣対決の記念すべき初放送の「ゴメスを倒せ!」か、怪獣の色も鮮やかで大東京が破壊される「ガラモンの逆襲」あたりを見たかったところだ。
カラー化のクオリティだが、なんか、モノクロ写真を着色した、昭和のポスターみたいなイメージもあったが、まさか、モノクロのウルトラQをカラーのハイビジョン映像で見ることが出来るなんて、夢にも思えなかった。
見事、である。
でも、カラー版のブルーレイ、高いんだよねえ!!!
(次は第4話「マンモスフラワー」)



