第9話「クモ男爵」(製作No.13)


※「ウルトラQ」は、私の思い出のテレビ番組であります。「ウルトラQ・ハイビジョン版」がWOWOWで先頃,世界で初めて放送されたのを機に、初めてすべての感想やそこにある想いを書き綴っております。
「ウルトラQ」は、怪獣が出たりの、ほとんど、空想科学もの、SFである。
が、まれに、怪奇的なものがあり、そのひとつが、この「クモ男爵」
以前に書いた、月刊「ぼくら」に,連載していた、絵物語「ウルトラQ」だが、この「クモ男爵」は、「ぼくら」の増刊号に掲載された。
そこで読んだ段階から、なんか、ウルトラQらしからぬ話なので、ホントにこんなのやるのかな、と思ったものだが、実際、やった。
出演者は、レギュラー3人に加えて、あの東宝ゴジラ映画の傑作「三大怪獣・地球最大の決戦」で、セルジナ公国のサルノ王女および「金星人」を演じた若林英子も出演。美人ですねえ。
俳優座のベテラン滝田裕介(ベン・ケーシーの声をやってた)も出ているから、結構豪華な顔ぶれなのだ。
しかし、クセのある物語ということに加え、出てくるモンスターが単なる「大きいクモ」のせいか、あんまり、ウルトラQを論じる上では、目立たない小品となっている感がある。
しかし、ファンの間で伝説となっているのが「巨人が出現」するというネタ。
最後に燃え崩れ落ちる、洋館の場面で、ミニチュア建物の壁を崩すスタッフの手が映ってしまい、初見で気づいたときに「この巨人がクモ男爵か!!!?」と思った人も多いのではないか。
でも、巨人・クモ男爵は現れなかったので、あれはいったいなんだったのだろう、と思った子供は純真だったわけである。
まあ、わたしは、ああーあ、スタッフの手がバレちゃったよ、と理解するひねくれた子供だったのだが・・・
しかし、このたび、WOWOWで放送したハイビジョン版では、カラー化するための修正と言うこともあったからだろうが、どうも、その「巨人の手」は、修正されたようであった。
どう見ても、映っていない。
また、最近、「妖怪人間ベム」が実写ドラマ化されるに際し、アニメ版の再放送があって、見てみたのだが、「クモ男爵」は、ウルトラQの世界というよりも、むしろ、妖怪人間ベムの世界に近いなという想いを感じた。
あるいは、後年、円谷プロが制作した、「怪奇大作戦」の1エピソードに持ってきてもいいと思う。
登場人物が、ある一軒家に迷い込んで、体験する奇妙な一夜。
幻のように、あっという間に消えていく、不思議な空間。
「クモ男爵」のエピソード自体が、ウルトラQシリーズの中で、そんな異色な存在でもあるのだ。
(次は第10話「地底超特急西へ」)



※「ウルトラQ」は、私の思い出のテレビ番組であります。「ウルトラQ・ハイビジョン版」がWOWOWで先頃,世界で初めて放送されたのを機に、初めてすべての感想やそこにある想いを書き綴っております。
「ウルトラQ」は、怪獣が出たりの、ほとんど、空想科学もの、SFである。
が、まれに、怪奇的なものがあり、そのひとつが、この「クモ男爵」
以前に書いた、月刊「ぼくら」に,連載していた、絵物語「ウルトラQ」だが、この「クモ男爵」は、「ぼくら」の増刊号に掲載された。
そこで読んだ段階から、なんか、ウルトラQらしからぬ話なので、ホントにこんなのやるのかな、と思ったものだが、実際、やった。
出演者は、レギュラー3人に加えて、あの東宝ゴジラ映画の傑作「三大怪獣・地球最大の決戦」で、セルジナ公国のサルノ王女および「金星人」を演じた若林英子も出演。美人ですねえ。
俳優座のベテラン滝田裕介(ベン・ケーシーの声をやってた)も出ているから、結構豪華な顔ぶれなのだ。
しかし、クセのある物語ということに加え、出てくるモンスターが単なる「大きいクモ」のせいか、あんまり、ウルトラQを論じる上では、目立たない小品となっている感がある。
しかし、ファンの間で伝説となっているのが「巨人が出現」するというネタ。
最後に燃え崩れ落ちる、洋館の場面で、ミニチュア建物の壁を崩すスタッフの手が映ってしまい、初見で気づいたときに「この巨人がクモ男爵か!!!?」と思った人も多いのではないか。
でも、巨人・クモ男爵は現れなかったので、あれはいったいなんだったのだろう、と思った子供は純真だったわけである。
まあ、わたしは、ああーあ、スタッフの手がバレちゃったよ、と理解するひねくれた子供だったのだが・・・
しかし、このたび、WOWOWで放送したハイビジョン版では、カラー化するための修正と言うこともあったからだろうが、どうも、その「巨人の手」は、修正されたようであった。
どう見ても、映っていない。
また、最近、「妖怪人間ベム」が実写ドラマ化されるに際し、アニメ版の再放送があって、見てみたのだが、「クモ男爵」は、ウルトラQの世界というよりも、むしろ、妖怪人間ベムの世界に近いなという想いを感じた。
あるいは、後年、円谷プロが制作した、「怪奇大作戦」の1エピソードに持ってきてもいいと思う。
登場人物が、ある一軒家に迷い込んで、体験する奇妙な一夜。
幻のように、あっという間に消えていく、不思議な空間。
「クモ男爵」のエピソード自体が、ウルトラQシリーズの中で、そんな異色な存在でもあるのだ。
(次は第10話「地底超特急西へ」)




