1656 「なりたくない自分や嫌な自分は分かるけど、なりたい自分は分かりません」は悩みではない | alain-pのブログ

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「なりたくない自分や嫌な自分は分かるけど

なりたい自分が分かりません」

というご相談を受けました。

なりたくない自分は明確だけど、

なりたい自分が思い浮かびません、と。

 

 

もちろん本人にとっては、

それが悩みなのでしょうが、

これは悩みではありません。

なぜならそこになんの問題も無いからです。

 

 

これが悩みになってしまうのは、

「なりたい自分が明確じゃないから」

ではありません。

 

 

なりたい自分が

「明確じゃなければいけない」

と思っているからです。

明確ではない状態を、

ダメだ、問題だ、と思っているからです。

 

 

もしも明確ではない状態が、

なにも問題なければ、

これが悩みになることはありません。

 

 

人はいつもデフォルトでは、

不快のほうに敏感です。

快楽よりも恐怖や不安が勝ってしまいます

だから楽しさはそんなに伝染しないけれど、

恐怖や不安やパニックは、

すぐに伝染してしまいます。

 

 

いや、楽しそうな人を見ると、

こっちまで楽しくなるじゃないですか、

と思うかもしれませんが、

みんなが楽しそうにしていても、

なんだかつまらない、ということがあります

よくあることです。

 

 

でも、みんなが慌てていて、

パニックになってしまったら、

群衆はあっという間に

その空気感に巻き込まれてしまいます。

 

 

楽しさと恐怖感では伝わる速度が違います。

伝わる威力や破壊力が違います。

私たち人間が動物である以上、

楽しさよりもいち早く逃げることに、

誰よりも敏感じゃないと、困るのです。

そうじゃないと生き延びられないのです。

 

 

だから「こうなったら嫌だな」

というイメージはすぐに浮かびます。

すぐに明確になってしまいます。

でもそれに比べたら、

「こうなったらいいな」は後回しです。

どんな時も瞬時に明確になったりはしません

 

 

「なりたくない自分や嫌な自分は分かるけど

なりたい自分が分かりません」

これは人として自然なことです。

「わたしは人間です」と言っているくらい、

普通のことです。

悩むことでもなんでもありません。

「夢は明確じゃなきゃダメだ」

と洗脳されているだけです。

 

 

人として当たり前だからこそ、

イメージするのです。

人間ならどうしても恐怖や不安に

襲われてしまうからこそ、

夢がなかなか明確になりにくいからこそ、

そこをイメージするのです。

 

 

どうなりたいのか、を考えてみることと、

今の状態を「問題だ」と考えることは、

まったく違うことです。

 

 

たとえぼんやりでも、

あなたがなりたいな、と思う自分を、

いつもイメージしてみることと、

「明確じゃないんです・・」と

悩むことは、まったく別のことなのです。

 

 

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