わたしたちは、一日中
なにかを考えています。
なにかを見たり、読んだりしながらも、
常になにかを考えています。
考えることをやめて、
頭を空っぽにする、ということは、
意図的にやらないとできません。
特に意識せずに、ほおっておくと、
あなたの脳は次から次へと
ずっといろんなことを考えてしまいます。
大事なことがあるから考えている、
というばかりではなく、
隙間があるから、
次から次へと≪どうでもいい≫ことで
脳が埋め尽くされてしまいます。
意図的に脳と心を空っぽにする、
というのは、
意図的にそういう訓練をする、
ということです。
練習をする、ということです。
意識して練習したり訓練したりしないと、
なかなかそういう状態は訪れません。
つねになにかを考えている、
ということは
つねに頭の中が≪考え≫で
いっぱいになっている、
ということです。
≪いっぱい≫になってしまうと、
じつは何も考えられなくなって
しまいます。
考えているようで、
じつはなにも考えていない、
という状態です。
いっぱいになっているところには
なにも入っては来ません。
隙間を空けてあげなければ、
アイデアもなにも浮かんでこないのです。
だからこそ、
それはあなたの心と頭にとって
とても大切なことなのです。