「やろうとしてもできないんです」
「やってはみたけど、続かないんです」
「昔はやっていたけど、
すっかり忘れてしまいました」
「そもそも、できる気がしないんです」
「~~しましょう、
と言われても難しいです」
みんな≪できないこと≫で悩んでいます。
でも、その人には、
本人もまだ気がついていない、
≪できないこと≫が、
もっとたくさんあるはずです。
「できない…」と悩んでしまうことと、
できないけれど悩んでいないことが
あるのはなぜなのか。
今、できないことの中で、
あなたが問題視しているものと
まったく問題視していないものがあるのは
なぜなのか。
同じように≪できないこと≫なのに、
≪悩んでしまうこと≫と
≪別に悩まないこと≫に分かれてしまう。
ということは、
≪できない≫ということが
悩みを生み出している本質ではなく、
できないことに対して
「そのままではよくない」
「できなければいけない」
「このままじゃダメだ」と
良し悪しや正誤、善悪で
ジャッジしていることが、
その悩みや問題を発生させている
根本的な原因だということです。
あなたの現在の状態に対して、
あなた自身が自分を裁かなければ、
あなたの悩みはそもそも
発生しないのです。
もちろん、今日言いたいのは
「自分を裁かないようにしましょう」
という話ではありません。
それだとまた、
「できるかできないか」
という話になってしまいます。
そうやって、また
あらゆるノウハウを学んで、あなたは
≪できるかできないか≫で
ぐるぐる同じところを
回り続けてしまいます。
そうではなく、
あなたの今の現在地に
正誤や善悪や良し悪しなんて、
最初から存在しない、
ということにさえ気がつけたら、
悩みはそもそも発生しない、
ということです。