矛盾の構図 愚者うましかが語る | 奇跡の贈り物を授かった元プロ投手

矛盾の構図 愚者うましかが語る

大手企業社員の平均給与から中小企業社員の平均給与を差し引いた額が

3倍に拡大

 

下請け企業に価格転嫁を促すものの、実態は不十分で

給与に反映できる仕組み構築はできていない

 

このような記事が今朝出ていましたが

 

これも、わかりきっている事。

 

下請け企業に対して、どんどん価格転嫁してください、という企業はないでしょうし

価格転嫁はできても、よりコストパフォーマンスできる下請け企業を探すなどの

ある意味、企業努力は継続されていくわけでしょうから、下請け企業という立場での

苦しみは、増える事があっても減るケースはわずかなのでしょう。

 

私の事業体で以前行っていた、ある事業は、各企業の経費削減のあおりを受けて

更には特殊な機械を製造するメーカーの消滅により、0になりました。

 

現在も続いている、ある商品の仕事では、取引先の予算が激減。

今度の取引先からの発注予測は、一時期の10分の1。

 

価格転嫁をわずかに行っても、違う形でもっと大きな

反動を受ける、というようなもの。

 

この流れは断ち切れないと思われます。

 

住まいの前の道路に事情から、以前、無理やりセットバックを強制され

完全に納得同意していないにもかかわらず、寄付という形で市の所有になっている

 

という恐ろしい事もあります。

 

ここは、申し立てが可能であれば、今からでもとは思いますが

ひどすぎるお話。

 

この話で言えば、当然、市が買い取りまたは、一定程度の対価を何らかの形で支払う事や

セットバックに応じる側に、強制的無償提供などの恐ろしい対応を求めるのではなく

心ある形で、おさめていかないと、このような事が全国各地でまかり通っていったら

それは、本当に恐ろしい事だと思います。

 

下請け企業に関しては、あらゆる同業の業者全てで、ストに近い形で

一定金額以上でなければ、どこも仕事を受けないという形などにしていかないと

事は思う方向には動きにくいのでしょう。

 

だからといって、一斉にストのような形が行われることも考えにくいのでしょう。

 

(基本的に、ストのようなものを推奨するつもりは全くありませんが)

 

という事は、大手企業の優位性は保たれるどころか、人材確保の条件にも格差が

広がり、ますます、その立場の差は広がっていくという事。

 

ここで述べている事が、違ってくれるといいのですが

違ってくる要素は見られません。

 

セットバックのお話は、これは、なかなか取り上げられない例なので

他の話とは、やや違うものですが

 

社会を引っ張っていく存在は、このような構図であったり、事例を見て

真剣に、速度を上げて、「本気」で改革に取り組んでいかねばならないのでしょう。

 

どう考えても、以前から何度も書いていますが

税制その他、抜本的制度改革、大胆な構造改革がない限り、ズルズルいくでしょうし

下駄を履かせていける仕組み

を、制度として準備できない限りは

 

「差が広がる一方」

 

という、構図は変わらないと思われます。

 

(もっているものは更に力をつけていく事になる

けれども、それが悪い事ではなく、仕組みによって

バランスを作り出せる還元策をうつという事が不可欠では)

 

ど素人愚者うましかの無責任に書かせていただいたブログでした。