感想は良かったです!泣けました。゚(T^T)゚。
ギレルモ監督はパンズラビリンスで知ったんですが
あれも悲しくて でも主人公にとってはハッピーエンドな良い映画でした
人間が怪物を好きになるって珍しいパターンで
観る前は 怪物が彼女に恋をするんだと思ってました。
そのパターンだと ギレルモ監督が総指揮した『スプライス』
『オートマタ』なんかがパッと思いつきます
60年代初頭が舞台の映画で 50年代のミュージカルやジャズの音楽が優しくて
怪物の心の癒しになって主人公と心を通じ合わせていく過程や、 映画全体に一貫するノスタルジーが なんか心地よかったですね
これがアカデミー賞会員のお爺さん達に響いたのも 授賞理由にあるかもね
言葉が話せない主人公が ずっと殻にとじ込もっていたんだけど、
怪物に気持ちをぶつける(一歩を踏み出す)シーンは感動的でした!
ラストは 主人公が死んでしまったとしても
生きていたとしても 彼女にとっては最高の結末だったんじゃないかな?って 思って涙ポロポロでした。゚(T^T)゚。 もう永遠に二人でいられるんだから。
パンズラビリンスにもあった 「自分の心の中が満たされていたら 虚構は現実にも勝る」ってラストに通じる感じでした
でも
彼女の首にあった謎の傷(結局最後まで謎 この傷が主人公が男性に奥手で言葉が出ない理由に関係してると思ってたけど) がエラに変わったから 生きてるんじゃないかな? 二人幸せに暮らしましたとさ…でいいと思います(^-^)
主人公の隣人(イラストレーター)が古いタップダンスやミュージカル映画が好きなんだけど、「君の絵は古い」って言われて解雇され、元上司の指示通り今風の作風にするけど、それすら無下にされて 主人公と怪物を助ける決意をするんだけど
ミュージカル映画もやっぱり時代に付いて行けなかった物で、その哀愁と 「オヤジ頑張れ!」がアカデミー会員の爺さん達の心を揺さぶったのかもしれませんね(^-^)
素敵なラブストーリーでもあり
人は外見じゃなくて心が一番大事ってメッセージでもあり
ギレルモのモンスターに対する愛情も感じられる良い映画でした
エンドロールでは周りから鼻をしくしくすする音が凄かったし
オススメです!!