私の母は

昨年末に90歳で

胆のう摘出手術を

緊急で受けました。

 

肺塞栓(血液が固まりやすい病気)

という持病持ちで

かつ年齢を考えると

 

「それなりに危険を伴う手術」と

執刀医から

手術前に脅かされました。

 

(手術が上手くいかなかったときの

訴訟リスクを考えると

最悪の事態を説明するのでしょう)


「手術しなかったら

どうなりますか」と尋ねて

「死にます」と即答されたら


家族としては

危険があっても

手術しない選択肢はありません。

 

心配しましたが

手術は成功し

リハビリも順調にこなし

無事に退院できたので

病院には大変感謝しています。

 

しかも

高額療養費が適用されることで

医療費の自己負担額も

比較的少額で済みました。

 

ここまでだと

「めでたし、めでたし!」

で終わる話です。

 

ただ

緊急手術に伴う

医師や医療スタッフの

精神的•肉体的負担と

 

国の社会保障制度が負担する

医療費を考えたときに

 

「90歳という

残された時間が短い高齢者に

人材やお金などの

限られた医療資源を

こんなに費やしていいのか?」

と命を軽視するような

不謹慎な気持ちが

頭に浮かびました。

 

もちろん

年齢を問わず

命の危機に直面した患者がいれば

見過ごすことはできず

全力で助けようとする

医療従事者の方には

頭が下がる思いですが

 

医療的措置を施せば

患者の自己負担以外に

国の医療制度から

お金が

支出されるわけです。

 

私は生命について

「人には

一人ひとりに与えられた

寿命があるから

寿命がある限り

精一杯生きるのが大事」

と日頃から考えています。

 

とはいえ

「90歳になっても

命は地球より重いのか?」

「限られた医療資源の使用には

優先順位が重要では?」と


母が無事に退院して

ありがたいと感じながらも

手放しでは喜べず

複雑な心境になる自分がいます。

 

 

【オンラインセラピー案内】

うつが

再発・悪化しない安心をつくる

脱うつセラピー@オンライン

詳細・お申込みはこちら

 

【プロフィール】

https://profile.ameba.jp/ameba/al-moriyama

 

【ツイッター】

https://twitter.com/alm28281

 

【 電子書籍 Amazon Kindle  発売中 】

 

セラピストが実践する
メンタルを守りながら増やす
バランスファンド投資の入門書。

 

Kindle Unlimited 会員なら

無料で読めます!