3年前に父が亡くなったとき
相続手続きをするため
父の戸籍を
出生までさかのぼって
取り寄せました。
その分厚い戸籍の書類を
パラパラと見ていると
先祖のことを想像せずには
いられませんでした。
私が生まれたのは
父と母が出会ったから。
父は福岡で生まれ
長崎に投下された原爆が
当初予定の小倉市(現 北九州市)に
落とされていたら
生きていなかったかも
しれません。
母は大阪で生まれ
戦時中にアメリカ軍の空襲の中
爆弾から逃げて生き延びました。
その父も母も
祖父母が出会って
生まれたのです。
父方と母方の
祖父母の出身地は
鹿児島、大分、福岡、徳島
とバラバラです。
この4人がいなければ
私はこの世に
存在しないことになります。
父と母が出会わなかったら？
祖父と祖母が出会わなかったら？
私がこの世に生まれたのは
いろいろ偶然が重なったとしか
思えません。
祖父母より
さらに先祖をさかのぼれば
気の遠くなるような長い時間をかけ
多くの人々が命をつないでくれて
私は今を生きています。
これを奇跡と呼ばなかったら
この世に奇跡なんてないでしょう。
奇跡で
この世に生を受けたという自覚が
アナタにありますか？
アナタは今を生きていますか？
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