今宵 2021.5.14 20:26 
(日本標準時: JST) 
頃から、

那霸、土佐沖、紀州 周參見、伊勢、
三河 蒲郡、甲府、磐城 相馬、

辺りの上空を、

日本の実験棟『きぼう』 
もその構成の一部となってます 
国際宇宙ステーション『ISS』、

が通過します。
 

先日、
2021.4.24 (協定世界時: UTC) 
星出彰彦さん 乘船、
2021. 5.2 (同 UTC) 
野口聡一さん 下船、

の日本人飛行士同士の引繼 
が話題となりました 
あの宇宙ステーションどす。
 

日本上空付近を通った時 
幾つかの好条件が重なれば、

日の出前や日の入り後に 
木星程の明るさで移動する光として 
觀る事が出來ます。

その條件、
先づは大前提として、

雲が無いか僅かで 
空が暗い事、

そして『ISS』が 
陽光を浴びてゐる状態、
て事になります。

木星の明るさどすよって、
朝夕の薄明時なら大丈夫☆。
 

地上凡そ 400km 上空を 
周回してますよって、

最接近時に 
通過地点の眞下なら天頂に、

半徑数百kmの地表を 
ざ~っくり平面と考えますと、
最接近時に通過地点から 
地上距離 400km のトコなら、
仰角 45° に見えます。

仰角 30° くらゐなら 
容易くはっきり見えますよって、

cot 30° = 1 / tan 30° 
     = 1 / ( 1/√3 ) 
     = √3 
     ≒ 1.732 (人竝に^^) 

で、

400 km × 1.732 = 692.8 km 

て事で、

通過線の左右 700km 程の帶 
の中ならばっちり觀る事が出來る、
っちゅー寸法どす。
 

全長73m × 全幅108.5m 
の主に太陽電池パネル下側に 
陽射が当ってる状態、
を觀る事となります。

双眼鏡があれば、
 小型のオペラグラスでもOK♪
更に鮮やかに觀られますけど、

 約100m / 約400km 
= 0.1m / 400m 

つまり 400m 先にある 
10cm の物体と同じどすよって、
双眼鏡で形を認識すんのんは 
些か難しいかと。

天体望遠鏡で追尾すれば、
ば~っちりその蝶々のよーな姿を 
撮影出來る思ひます。
 

朝夕觀られますけど 
やっぱ夕方から宵のが、
ちょっと気ぃ向いたら 
眺めてみよか~☆ 
て氣輕に觀られますし、

ここんとこ未明から明け方 
の通過が續いてましたよって、
今回の通過は 
久々の好条件となります。

問題はお天気どすけど、
眞上を通ります沖繩や奄美は 
既に梅雨入りしてまして 
生憎の空模樣のよーどすけど、
他の場所は概ね好天が見込まれる 
みたいどす。

通過線からの距離にも依りますけど 
5分間程觀られますよって、

最接近、

那霸 20:26 
福岡 - 大阪 20:28 
金沢 - 東京 20:29 
仙台 20:30 
札幌 20:31 

の數分前から西南の地平線・水平線 
を眺めて戴ければ、
飛行機程の速さで空を横切る姿 
が觀られると思います。
 

久々の好條件と申しましたけど、
これから頻繁に 
日本上空を通りますよって、
機會があれば朝夕の空を見上げて、

あこに星出さんが 
乘ったはんねんなぁ、

て想ひを馳せて戴けましたら 
嬉しき限りどすぅ^o^v。
 

あ、
以前にも書きましたけど、

『ISS』: 
 International Space Station で 
『國際宇宙ステーション』、

てのは見事な迄の直譯どすなぁ。

“固有名詞 感”皆無のよ~な 
氣ぃしますけど ^_^;。