カミの爆弾  落下傘ニュース投下 | akyoonの異端の医学と不思議な情報

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医学や健康医療の【トンデモ論】を主としています・
本人はいたってまじめ。 しかし自分で自分を検証できないので、眉唾と取捨選択が必要。

 《 カミの爆弾  落下傘ニュース投下 》
                   1999,3,22  nimaari


                                                           イチブ改め
      国民に告ぐ!
近頃、科学的進歩的現代医学にたいする誹謗中傷する様な怪しげな情報が出回っている。
これに対して、決して気持ちを動かしてはならない。
くれぐれも言うが、現代医学は人類最高の科学的叡知の結晶であり、専門外のど素人がそれを云々したり、とやかく論じたりすることの出来ない聖域であるゆえ、けっして門外漢の発する異情報を取り込んではならない。
たとえその中に専門家が居たとしても、それは科学的立場を忘れて虚構論を盲信し、非科学的迷信論を真実と思い込んで発表する異端者であるから、いつも学会からは追放される運命にある。

あくまでも、彼等は現状の安定した医療社会を乱し、いたずらに人々に不安感を与え社会に混乱を与えることを目的とする“非国民的”輩(ヤカラ)である。

繰りかえす。
彼等の発する情報に目を向けるべからず!耳を傾けるべからず!
正しい情報は国家の責任をもって流しているのであるから、安心して正規の情報源を信頼するべきことである。それが、科学的進歩的である正常な人間性をもつ者の正しき道である。

ちょっと、目先が変わった内容だからといって好奇心を起こしてはならない。
好奇心を少しでも持ったその時から、その人の転落への第一歩は始まって居るのである。
それゆえ、異情報には決して心を動かしてはならない。非国民的輩の推薦する書籍類もけっして見てはならない。彼等の息のかかったもの、彼等の信じるものすべてが清純無垢である国民の正常な精神を蝕むものであるからである。

                                     仮學懲忌夢局   大本 影


う~~~ん、もしも、こんな当局からの通達が発せられたら、僕も情報を出しにくいだろうなあ
もっとも、これはひとりふた役だからね(爆笑)・・

しかし、真実かどうかを決めるのは国民であるはずだけどねえ‥‥
大本影‥‥いや、大本営発表だけを信じていてダイジョウブなのかなあ?
べつに僕は米軍でもないし、国民なのだけど、ナゼカ非国民に見られることもあるんだなあ。
これも教育がヨシなのか、アシなのか分からないが、何千年来その成果は上がった事は確かな様だな。
昔から「お上のお達し」は間違いないからねえ~~
医療に関するものは今までは完璧に間違いはなかった様だし、これからも全戦全勝の発表しかないだろうし。現代医学は安泰だな。(これ皮肉のつもりなのだが‥‥)

ところで、読売新聞を読んで(99年3月22日付け)
おや!ま!なんとその本家本元に対する怪情報をまいたという記事が出ているではないか! 


     ーーーーーーーーー記事よりーーーーーーーーーーーーーーー
太平洋戦争末期、連日のような本土空襲の後、黒煙の立ちのぼる空からはきまって米軍の貢伝ビラが舞い降りてきた。その中に、本土やフィリピンで大量にまかれた「落下傘ニュース」という新聞形式の宣伝ビラがあった。
「紙の爆弾」と呼ばれ日本国民の戦意喪失を拒う宣伝戦の一環だが、米軍の進撃を刻々と報じる紙面からは、統制下の日本の新聞には出てこない頭争の実態が伝わる。そこには、編集に参加した日本人捕虜たちの「早く事実を伝えて戦争を終結すべきだ」との思いも込められていた。
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ほ~う、これは立派な敵国の行った怪情報なんだろうなあ。国民はこれを読んで信じたかどうか?  きっと「お上からのお達し」で破り捨てたかどうか?
なにしろ、本気で竹槍で立ち向かうつもりでいた無垢で純情な国民だったんだからなあ。 こんな敵国の怪情報を信じる馬鹿?はいなかったんだろうね。
なにしろ、全戦全勝の神国の威厳を侵すような非国民は排除されるべしと、隣組も目を光らせているからねえ。


     ーーーーーーーーー記事よりーーーーーーーーーーーーーーー
「落下傘ニュース」はマニラの米軍司令部心理作戦部の作成で、第一号は一九四五年三月十三日。ほぼ毎週、百万から二百万部が印刷され、日本本土や沖縄、ア ジア各地にまかれた。戦後散逸した落下傘ニュースは、来バージニア州のマッカーサー記念館や外地からの帰還兵らが保存。近く、全二十二号を収集した大阪の 出版社が、全号をまとめた復刻版を出版する予定だ。
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なになに、その怪情報の元となった『落下傘ニュース』が近く出版されるという。ふ~む、事実は後世になってからやっと真実となると言うわけか‥‥
大本営発表と敵国の怪情報のどちらが真実に近かったんだろうなあ?
ちょっとのぞいて見ようかな。

     ーーーーーーーーー記事よりーーーーーーーーーーーーーーー
A4判よりやや小さめで、日本の新聞と同じレイアウトの「落下傘ニュース」第一号トッブ記事は「B29連続猛襲」。同三月十日の東京大空旗に関する記事 だ。日本の新聞が、東京の被害は「軽微」で朝までに火災は鎮火したと東京の壊滅的な打撃を隠す一方で、「(敵機)十五機を撃墜、五十機に損害」(読売報 知)と、まるで戦勝のように報道したのに対して、落下傘ニュースは二千トンの焼夷弾で東京は「文字通り火の海」(空襲を指揮した少将、バウアー)だったと 実態を描写している。同ニュースによれば、米軍の損害は二機だった。
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東京空襲の記事を見ると、
これはどうやら落下傘ニュースの方に軍配は上がるようだな。
「文字通り火の海」と「軽微」の大違いだったようね。
そうして‥‥惨劇の沖縄戦では‥‥


     ーーーーーーーーー記事よりーーーーーーーーーーーーーーー
多くの惨劇を生んだ沖縄戦。日本の報道は「皇軍の神髄発揮。米、戦史類なき出血に呻(ウメ)く」(朝日)と米軍八万人を殺傷、艦船計六百隻を撃沈破したという勇ましい記事ばかり。
これに対して、落下傘ニュースは「激闘連続八十二日、日本軍の戦死十万を越ゆ」と戦果を強調する一方で、米軍にも戦死九千六百二人、負傷二万五千五百四人が出たことを明らかにしている。
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新聞の発する記事は大本営発表の情報であるから、なにも新聞社だけが悪いのではない。ただ、新聞というのはそういうものだという事を知って居れば良いのである。
またそうでなければその新聞社はとっくに潰されてしまう。
それが現代においては、時の政府の意向や一般的国民感情の平均的線上から極端に掛け離れている情報はカットされるだろう。(それが真実でもウソでも)
それが新聞ばかりかマスコミとして営業採算を出して行けるかの生き残る道なのだから、機構上仕方がないのだ。だから、マスコミとは、ある程度は現状を肯定 しながらも、ほんのチョッピリだけその線から進んだ情報を流すことで、国民からも指示され、時の権力機構からも排除されず、営業収入の元となる広告主から も愛されるのである。
べつに報道関係を聖職と思うこともなければ、それでもいいんだが、中には真っすぐな人も居て、何でもかんでも報道したものを信じてしまう。
そういう人は長良川にでも行って漁をするとよいのかも(爆)


しかし、当時の国民は純粋無垢な赤子のごとく素直(という様に教育されたから)であったから、上のからの情報はそのまま素直に飲み込むしかなかった。
それが社会の安定に結び付き、これが国家としての統制がとれた理想なのであっただろうが‥‥‥
これがすべて悪いと言うんではないが、ただ社会の安定が壊れる、という理由だけにおいて異なった情報を拒否し続けると、どうなるか‥‥‥

上記の沖縄戦の情報が真実を伝えない『大本営発表』であったため、大多数の国民の意識はいまだに戦勝の夢を捨て切れず、“本土決戦”を信じて居たのであろう。(その結果として原爆投下まで行き着くが‥‥)

そんな中において、「日本は負けている」とか、「日本は負ける」などと言おうものならたちまち、敵国に通じる“非国民”と言われ、隣組からは村八分、官憲からは取り締まり捕縛を受けてしまっただろう。
それに較べ今の時代は何と自由な時代になったか‥‥‥しかし、まだ精神的に目に見えないところでその非国民的排除の精神は生きている。
それは現代においては強制的な取り締まりをしないかわりに、異端を無視することか村八分的制裁であろうか。
医学会だったら発表の機会を奪ってしまう。医師だったら就職に支障。一般人だったら異質な者として人格を疑ったり、医療費は現代西洋医学に頼らない者には給付しない等。
村八分の精神は今でも生きているのが現実だ。人はそれを妄想とか被害者意識と呼ぶ者もいるが、自分をその立場に置いて見るとよく理解できるだろう。(本気でなくて演技であっても試してみると良いだろう)
だいいち、国民皆保険と言って、健康保険制度をさも民主的な制度の様に言うが、事実上は現代西洋医学の独占支配を続けるための片寄った制度でしかない。

世界では現代西洋医学は半分になっているのに、日本の医学制度はこれに頼らないと何も援助はしないし、それに「頼らない」ことだけで、異常な人間として見て世間の風も冷たくなる。それは医療現場だけではない、役所、一般にまで共通していることなのだ。
それほど、「教育が実っている」結果なのだろうが‥‥‥
また横道にそれてしまった。さて、記事にもどろうか


“紙の爆弾”と呼ばれた『落下傘ニュース』だが、その真実性はどうであったか。
     ーーーーーーーーー記事よりーーーーーーーーーーーーーーー
中には明らかな宣伝記事もあり、来国内の日系人収容所に関する記事では「ここ(収容所)の方が暮らし易いといってそのまま留まることを決意した人も多数いる」などと美化しているが、基本的には戦況の”客観報道”が中心だ。

すでに日本の限色が濃厚だっただけに、「大本営発表」でない事実を伝えること自体が、米軍にとっては最大のプロパガンダだったとも言えるだろう。マッカーサーの宣伝戦は、フィリピン上陸作戦とともに本格化した。
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相手をやっつけるが為に作られた宣伝ビラ等は、けっこうウソの部分も多いのである。相手をことさら以上に悪く書き、自分側を事実以上に良く書いてあるものも多いのだが。
しかし、相手がその不利な実態をさらけ出した時、何もことさら事実以上に書く必要もないのである。事実そのものを書くだけで、それが一番の効果になるの だ。『落下傘ニュース』ではそういう点を良く知っていて、大本営発表で情報統制されている日本に、ただ真実の情報を流すだけで十二分にその成果を上げたの かも知れない。

ところで、敵国の怪情報をして忌み嫌われたこの“紙の爆弾”は、日本の国内では拾ったら憲兵隊に届けなければ処罰されたそうである。
とうぜん、当時の大本営お抱えの大新聞(そうでなかったら生き残れなかった)はビラについてはこう報道したという。


     ーーーーーーーーー記事よりーーーーーーーーーーーーーーー
読〇報〇   「敵の“紙の爆弾”の正体はこれ 嘘八百の迷句羅列」
朝〇     「目先の変わった内容に好奇心を覚えたりしたらその瞬間、         “紙の爆弾”で爆死したのと同じ」

敗色が濃くなると、宣伝ビラの危険性を強調する記事が増えており、逆に軍部がビラの影響に神経をとがらせていた様子がわかる。
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それでは、ビラを見た者はそれを信じたのかどうか?

戦後の聞き取り調査では、約3分の一強が「全く信じなかった」そうで、残り三分の二は留保付きを含め、信じたという。
昭和天皇も宮中に舞い落ちたビラを見つけ、戦況の悪化を認識されたといわれている。(これが後に大きな影響を与えたのかも知れない)

やはり過去の歴史を見ると、おぼろげに「真実が見えて来た時」にその真実を語るとき人々に受け入れやすいのだろう。きっと、この落下傘ニュースにしても、もっと以前からばらまいていても、その当時には人々の心の中にあまり反応は起きなかったのではないだろうか。
それがいくら真実に近い情報であっても、その時代の人々に受け入れる心が出来ていないと世の中の共鳴は得られない様である。


さて、この敗戦の色濃くなった日本に向けたこの宣伝ビラの編集に参加した日本人捕虜や日系人は、どういう思いでこれに携わっていたのだろうか。


     ーーーーーーーーー記事よりーーーーーーーーーーーーーーー
約二十年前にツカ〇〇を取材し、「秘録・謀略宣伝ビラ」を書いたノンフィクション作家鈴木〇は「日本の敗戦が決定的になる中で、『戦後日本の復興を担うは ずの若い人たちに一人でも多く、捕虜になって生き残ってもらいたい』という情熱が強く感じられた」と、日系人としてのツカ〇〇の心情を代弁している。


捕虜になって敵の謀略ビラ作成に協力するのは、当時の日本軍人にとっては“大罪”だ。だが、〇〇は生前、読売新聞社の取材に対して「最初は信じられなかっ た。だが、事実だとわかるにつれ、少しでも多くの日本人に読んでもらおうと思った」と語り、事実を伝えることが日本のためだと確信した気持ちを語ってい た。  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その当時の日本国民は徹底した“教育”のため、お上からのお達し以外の思想を主張しようものなら、国を乱す思想を持つ“国賊”ものとして非難され、まして や軍人ともなれば、敵国思想の宣伝に加担することは大罪であり、子々孫々にまで汚名を残す恥ずべき行為だと教えられていた。

しかし真実を知ったとき、彼らは本当に『勇気ある選択』をしたのだった。
一時は国を乱し、国民を裏切る国賊とされ、非国民的行為だと非難されても、いつか時が来れば、真実がそれを癒してくれることを信じ、彼らは真実を同胞に知らせることこそ“真の日本人魂ヤマトダマシイ”だと知っていたからに違いない。


現代では、戦前戦時中の日本のすべてを悪いものとして否定する者もいるが、それも片寄った思想になりやすい。
私たちが今やらないといけないのは、すべてをオープンにして、大本営や敵国という片寄った側だけの情報だけを取り入れて反対側をすべてを否定することをしないことで、いづれは落ち着くところに落ち着くと思うのだが。

そういう面で僕が発する情報は片寄った敵国側、非国民的はものだけに見えるが、なにしろ大本営発表のものはすべて、マスコミを始め他方面でまんべんなく行き渡っており、それをあえてする必要性もないからである。
だから、敵国側の爆弾ニュースと思われても結構なのである。
しかし、受け取る側は両方の情報を取りいれてこそ、公正な判断が出来るというものだ。
公正というのは、強制をしないことだが、大本営側(現代医学)はそれを半ば強制している様な制度を作ってしまった。非国民側(非現代医学)は決して強制はしない(出来得ない)し、してはならない。ただ異質としての情報を流すだけである。
後は国民(世界人類共通)がそれを理解するかどうかを選択するだけのことである。
その結果は時が来れば真実として現れて来るだけのことで、それは各個人においての体験から得られる真実と言えるだろうが。


ところで、戦争時の落下傘ニュースはその効果を表したのだろうか?
一般国民にはその荷が重すぎたのだろうか?
それによって直接日本人の意識が変わったかどうかは表面的には現れてなかったようだ。
国民の意識が変わったのは、と言うよりも、強制的に意識を変えさせたれたのが、あの二度の原爆投下によっての様だった。
しかし、あれで一変したのは軍部(大本営)の意識だった。不敗を誇っていた「神国日本」の夢はこの核爆弾で崩壊したのだろうか? 結局最後まで国民は、お上からのお達しでしか事実の認識が出来なかったのかもしれない。その情報さえも詳しくは与えられなかった様だ。
「お上」からの敗戦の告知をされてから、やっと気が付いたというのが国民のほとんどだったのかも知れない。

しかし、すべての責任を「お上」だけのせいにも出来ない。戦争開始前後は国民自身の大半が熱狂していて、軍部も大衆も「その気になっている」社会におい て、その当時では戦争反対を主張する英明な指導者たちの出番などなかったのであろう。もしそんな事を言う指導者が出ても国民自らが排除してしまったのであ ろう。


こんな事を想像して思うのは、一番の責任は、いつの世も「責任をとれない」気持ちで、いつも「お上からのお達し」を待っている「純情無垢で善良で素直な国民」と言われて来た『私』たちなのかも知れない。
『情報を受け入れる側の責任』ということも考える時代になって来たのかも知れない。

僕がこんな戦争時の事を医療の世界に結び付けようというのは少し無理があるかもしれないとは思うが、こんな類いがけっこう今でも生きて来るのではないだろか。
そうして、僕は「落下傘ニュース」をまく側である。それはべつに難しい作業でも無いのである。真実に近いと思う情報を選んで流すだけのことだから、それに現代はそんな情報はあふれて来ている。
それも・・・・「大本営側が努めて?控えている情報」を選んである。

『カミのバクダン』を読んで、少しでもたくさんの方から「真実とは何か?」という疑問をもっていただけることで、僕の非国民的は立場もいつかは晴れて解消されて来るものと信じて、ひたすら落下傘ニュースをまき続けているのである。(笑い)

                    プッ!(くわえヨウジが飛んだ音)