最後の方ですが、
「・・これだけの頭脳と研究を積み重ねたにも拘わらず、ガンに対する絶対的な治療法が見つからないということは、何かを間違ったのではないか、何かを置き忘れてきたのではないかと問い直した時に、改めてガンの免疫療法に目を向けられています。」
これって、
40年前の国会証言でありましたよね。
いや、あれは国会での話しで、もっと昔から言われていたのですよね。
まあ、どう少なく見積もっても半世紀前に問われていたことが医師の立場から言うようになってきた。
ただ、これだけなんですけど。
でも、やっぱり時間がかかるんですよね。これからも。
国民の意識が変わるにはどうすりゃあ~~いいんだよ~~。
って言ってもねえ。
国全体が未だに逆走しまくっているって。こんなんだからもうダマッテロ。
と言われてもねえ~
ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー
ガンの三大療法
ガンを見つける技術も治療法も日々進歩して、現在の主流は、手術療法、化学療法、放射線療法ですが、その結果に患者も家族も満足しているとは言い切れず、三大療法は大きなマイナス面も抱えています。
ガン病巣の発見技術
私たちはどんなふうにして自分のガンに気付くのでしょうか。体のどこかが不調になった、あるいは痛みが出たからといって、それだけで原因がガンであると知ることはできません。
病院に行って医師に診てもらい、幾つかの検査をして、初めてガンとわかるのです。
体の中のガンを見つけるのは、実は容易ではありません。ガン細胞が分裂、増殖して塊になったものをガンの病巣と呼びますが、病巣の大きさが直径1センチ程度にならないと見つけるのは困難とされています。
なぜ困難か?。その一番の理由はガンが正常な細胞の中に埋まっているからです。
病巣が大きくなって、例えば胃や腸の粘膜の外まではみ出している場合は別ですが、大概の病巣は正常な組織の中に隠れています。もしガンが饅頭みたいに皮と餡子でできているなら容易なんですが、その餡子を”つぶあん”としましょうか、そのなかに”こしあん”が紛れているみたいなもので簡単には見分けが付きにくくなります。
ガンはもともと正常な細胞であった、というガンの特性がここにはあるわけです。
ガンは周囲の正常組織から特別に邪魔者扱いされるわけでもなく分裂と増殖を続けています。
ガンを見つける方法は、血液検査でガンのせいで起こる血液成分いわゆる腫瘍マーカーの変化を調べる方法、内視鏡検査、あるいは怪しいと思われる所から細胞を取り出して調べる針生検や、X線やCTの画像を見ながら微細な針を病巣と思われるところに穿刺して細胞を採取したり、この他に必ず行われるのが、X線などで体内を透視して、ガンの病巣を画像にする方法です。
いま病院などでよく使われているのは、X線CT、MRI、超音波検査で、目には見えない体内の病巣を画像にして、その大きさや形や位置を確認する事が出来ます。
初期のガンならば殆どの場合、病巣があるのは一箇所だけで、それも小さなものでしょうが、これに対して遅く発見された病巣は大きくて、辺りに浸潤を起こし、しかもそこから流れ出したガン細胞が、体のあちこちに新たな病巣を作っているかもしれません。
転移があるのか無いのか、それによって治療法も変わってきます。
ガンを見つける技術は年々進歩して、新しい装置も使われ始めています。その一つにPETという装置があります。
PETは病巣の形や大きさよりもガンの活性を見ようとするものです。
ガン細胞は正常細胞と比べて、殆ど違いがないとはいえ、正常細胞より幾らか活性が強いという違いがありますが、活力が強いと考えればよいでしょう。その為、栄養源であるブドウ糖を正常細胞よりやや多めに消費します。
このブドウ糖消費量の差を、ポジトロン(陽電子)を利用して見えるようにしたのがPETです。
PETの画像では、ガンの病巣が周囲の組織よりも明るい光を出しているように見え、活性のあるガン細胞だけ光って見えるのですから、正常組織の中に隠れている病巣も見逃さずに捕らえる事が出来ます。
そして活性が強いほど、病巣の色が鮮やかに映し出されますから、これで活性の程度を判断する事が出来ます。
現在ガンの治療をやっているとすれば、治療前と治療後を比較して、効果を見ることも出来るわけです。
ガンを見つける検査は、検査自体が既に治療の始まりと考えることも出来ます、何故ならガンを小さいうちに見つければ、それだけで治療効果を上げたのと同じことになります。
色々な検査で発見できるがん病巣の大きさが、最小で直径1センチとすると、その時の病巣のガン細胞の数はおよそ10億になっています。この数字は私たちにガンを見つける検査の重要性を訴えているようにも思えます。
手術療法の一利一害
ガンの治療法で、今最も広く行われているのは、手術療法と、抗がん剤による化学療法、それに放射線療法の三つです。これはガンの三大療法とも言われています。
私たちがガンと診断されて、治療に取り掛かろうというとき、多くの場合、この中から治療法を選ぶ事になります。医師はガンの性質や進行の度合い、患者さんの体力、年齢など詳しく検討した上で一番良いと思われる方法を提案して来るでしょう。
それはどれか一つとは限りません。二つあるいは三つの療法を併用する事もありますが、三大療法は、それぞれに長所と短所を持ち合わせています。
手術療法は体の中にできたガンの病巣を手術により切り取ってしまうという方法です。
上手く切り取れた場合は、もうガンがなくなってしまうのですから、これ以上確かな事はありませんが、ガンを排除すると言う目標からみれば最も直接的な方法です。
これだけを言うと手術は簡単な事に思えますが、これには必ず体にメスを入れるという負担が掛かってきます。用意万端を整えたとはいえ、やはり体を切り開くのですから、それだけでも体力的に大きな消耗になります。
そしてこの時、ガンを完全に切り取るために、目で見える病巣よりも大きめに正常組織を含めた範囲を切り取る事が行われます。それに伴って、臓器の機能も、その一部が、あるいは全部が失われます。したがってこれを補う機能が回復するまでの負担も掛かってきます。
このように手術は大きな負担を伴うとはいえ、これでガンが治る見込みがあるとするならば誰だってそういう負担には耐えようという気持ちになります。そして実際に手術でガンを治した例は沢山あります。
ただこの手術ができるのは、ガンの初期の段階で病巣が一箇所にまとまっている場合に限られます。もとの病巣からガン細胞が流れ出して、他の場所にも病巣が出来ている場合、つまり転移が起きている場合には、手術をしても効果はありません。
さらに、もとの病巣(原発巣)を切り取ったら、転移でできた病巣(転移巣)の増殖が進んだという例もありますから、これも考慮しなくてはなりません。
いずれにしても転移巣がある場合、既に見に見えないところにもガン細胞が散っていると考えなくてはなりません。それがまた新しい病巣を作ります。
このように必ず再発してくるガンに対しては、手術療法は適用する事が出来ないのです。
ところで手術療法が行われるとき、免疫はどういう影響を受けるのでしょうか?。
まず手術は否応無しに体に傷をつけますから、免疫も大きな打撃を受けます。しかも免疫は手術の傷を癒し、切り取られた組織を修復するために、先頭に立って働かなくてはなりません。
手術では病原菌が潜り込む機会も多くなります。この病原菌を撃退するのも白血球の役目ですが、免疫は打撃を受けながらも、黙々と健気に手術の成否にかかわる働きをしています。
手術はさまざまな治療法の中で、ガンを取り除く最も直接的な方法ですが、それでも手術をせずに放置した場合のマイナスと、手術そのものから発生するマイナスを比較した上で選択すべき方法と言えるでしょう。
化学療法の一利一害
化学療法は自然界から取り出した物質、あるいは科学的に合成した物質を薬として使いガン細胞を殺す方法です。
点滴で血管に注入する方法、あるいは口から飲んで吸収させる方法によって、薬を全身に行き渡らせます。血液と一緒に体中何処へでも巡って行きますから、ガン細胞が何処にいても、必ず接触させる事が出来ます。ガン細胞が全身に散らばっている場合には、この療法が最初に選ばれることになります。
もともと、このような化学物質を医薬品に使おうというアイディアは、20世紀の初めドイツのエールリッヒ博士によって提案されました。以後、さまざまな病気に向けて化学療法の研究が行われ、次第に治療成績を上げるようになったのです。
特に病原菌によって起きる感染症の分野で、化学療法はめざましい成功を収めました。
以前は病原菌と免疫力の戦いで、病原菌の力が勝り、宿主である人間が命を落とすこともしばしば起きたのですが、化学療法剤の発明以後そんなことは滅多に起こらなくなりました。
戦場では傷口から入った病原菌のため兵士がバタバタ死ぬような事も無くなり、市民生活を脅かして不治の病と恐れられた結核でさえ、押さえ込む事が出来たのです。
こういう成果に刺激されて、ガンでも化学療法の研究が進みました。そして今は多数の抗がん剤治療に用いられるまでになっています。
抗がん剤は体内に入って作用するものです。ガン細胞も正常な細胞も同じ体の中に居るのですから作用はどちらにも及びます。
抗がん剤の目的はガン細胞を殺す事ですが、同時に正常な細胞を傷害してはいけないという制約も担っています。
薬剤というものは、抗がん剤に限らずみな目的に沿った作用と、目的から外れた作用を持っています。目的どおりの作用を「効果」目的から外れた作用を「副作用」と呼びます。「副作用」は殆どの場合、正常な細胞に有害な働きをします。
抗がん剤は、ガン細胞を殺すという任務の重大さからいえば、多少は正常細胞を犠牲にしても仕方がないという一種のあきらめのような考え方もあります。
しかし、副作用は気にならないと言えるような抗がん剤は、まだ無いというのが実情です。
化学療法が感染症に向けられた場合に、めざましい成功を収める事ができたのは、病原菌と人間の細胞に大きな違いがあるからです。
例えば病原菌は細胞膜の外側にさらに細胞壁という構造があって、これで身を守っているのですが、人間の細胞には細胞壁というものがありません。
ですから細胞壁だけを破壊して、あとは毒性の無い物質を作れば、病原菌を殺す一方、人間には害を与えないという薬剤になります。
ところが抗がん剤の場合はこのようにいきません。一番の理由は、ガン細胞と正常細胞の間には、ほんの僅かな差しかないということにあります。繰り返しになりますが、ガン細胞はもともと正常な細胞から発生したものです。正常細胞と同じ条件の下に、一緒に生きているのですから大きな差がある筈がありません。
振り返ってみると、抗がん剤として最初に使われたナイトロジェン・マスタードは、第一次世界大戦で毒ガスとして開発された薬剤でした。こういう生い立ちもあって、抗がん剤にはガン細胞を殺す力が大きければ大きいほど、正常細胞にも傷害を及ぼすという副作用の問題が付きまといます。
実際の医療の現場では、多くの患者さんが抗がん剤の副作用に苦しむ事もおきます。
しかし一方で、抗がん剤には何と言っても全身療法の利点があります。治療の武器としてこれを手放すわけにはいきません。ガン細胞と正常細胞の差は小さいという困難が立ちはだかっていますが、薬剤の性能を改善する研究は続いています。
例えばガン細胞と正常細胞を分子の段階まで細かく調べてみると、正常細胞には無くてガン細胞にのみ観察される代謝や細胞膜の構造の変化や、増殖するためにガン細胞だけが必要としている特殊な分子が次々に発見されるようになりました。
そこでその分子に狙いを絞って働きを抑える物質をつくれば、その細胞はガン細胞だけを殺して、正常細胞には障害を与えない薬剤になるはずです。
こういう薬剤を分子標的薬、これを用いた治療を分子標的治療といいますが、いまその研究がしきりに行われています。
そして幾つかの薬剤は、実際の治療に使われるようになりました。しかし実際に使ってみると薬剤によっては予想していたよりも深刻な副作用があることも分かってきました。
例えば肺ガンの治療薬であるイレッサ(ゲフィチニブ)には、重篤な間質性肺炎という副作用が起きる事があります。分子標的薬は期待が掛けられる一方で、なお解決すべき問題も大きいと思われます。
また抗がん剤は、直接ガン細胞を攻撃するほかに、少量を使用した場合ガン細胞にある変化を起こさせると、リンパ球がガン細胞を見つけやすくなるという働きもあります。
こういう作用を生かして、ガンの化学療法と後で述べるガンの免疫療法を併用する事もあります。
一口にガンと言っても、ガンは実に多種多様です。抗がん剤が良く効くガンも確かにあります。それに、全身に散らばったガン細胞を殺すのは、前述の手術療法にも後述の放射線療法にも出来ない事です。
そこではどうしても抗がん剤による化学療法に頼る事になります。化学療法は効果と副作用の両面を良く考えた上で選ばなくてはなりません。
放射線療法の一利一害
放射線は目に見えませんが、エネルギーを持った波のようなものと、原子や電子のような粒子という二つの種類があります。細胞がこのエネルギーで攻撃されると、遺伝子が破壊されて死んでしまいます。細胞にとっては非情に危険なエネルギーです。放射線療法は、この性質を利用して体内のガン細胞を死滅させようと言うものです。
ガンの放射線治療は、始まってから既に100年という歴史を持っています。
十九世紀の終わりごろ、ドイツの物理学者レントゲンがX線を発明すると、すぐにそれをガンの治療に使おうという試みが始まったのです。
体内の臓器が透き通って見えるX線の不思議さは人々を驚かせていたに違いありません。X線の力はきっと、ガンをも含めて何でも治してくれるだろうという、期待を背負って研究が始まったのでしょう。
このように学問の世界で何か新しい発見があったり、新しい発明が行われたいう場合、それを医療に利用できないかと、考えるのは当然のことです。とりわけガンのように難しい病気の場合期待は大きくなります。そして実際に学問の進歩は治療法の進歩に結びつきます。
ガンの患者さんや家族は、ガンになったことで医師だけでなく、医療機関、保険制度をはじめ政府のガンに対する方針にいたるまで、これまで関係の無かった物事と新たに関係を持つことにもなります。
ところがガンの治療法を始めると、ガンの患者さんは医学の進歩とも深い関係を持つようになると言う事が分かります。自分から遠く離れたところで行われていること、自分とは縁のないものと、思っていた医学の研究が、実は自分の病気や自分の命と深い関係で結びついているのです。
ガンの患者さんは誰でも、人間が作る社会的な関係の中で更に、ガンの学問との関係の中で治療をすることになるのです。
百年前のガン放射線治療は残念ながら成功しませんでしたが、研究は続けられ最近の科学技術の進歩に助けられながら、この療法は大きく変わり放射線の種類もX線だけではなく、ガンマ線、電子線、粒子線なども加わり、治療設備や治療計画の立て方も改善されて、日々治療計画の向上を図っています。
現在、放射線療法で最も広く行われているのは、体の外から体内のガン病巣に狙いを絞って放射線を当てるという方法ですが、この放射線にはガン細胞を殺せるだけの殺傷力を持たせなくてはなりません。
ところが放射線は正常な細胞とガン細胞を区別するわけではありませんから、放射線の通り道にある細胞は、みな巻き添えを食って死ぬ事になり、前の化学療法で見たことがここでも起きるのです。
そこでこれを避ける方法として、まず放射線の強さを二分の一にして、一回目と二回目は角度を変えて照射すると、角度を変えることによって出来た交点の位置をガン病巣に設定しておけば、その位置にあるガン病巣だけが違う角度から二度の照射を受けて、死滅させる事が出来るのです。
だから正常細胞は二分の一のダメージで済み死滅するまでには至らないという理論ですが、やはり副作用は付きまといます。
判りやすくいえば、二分の一の量を放射された細胞は、火傷で言えば低温火傷を負った状態にも等しいダメージを受けていると言う事です。
兎に角、私たちの細胞が大量の放射線を浴びるのは初めての経験で、皮膚に出来た火傷ならまだしも、体内に出来た火傷に対する塗り薬みたいなものは無く、結局は免疫に頼らざるを得ませんが、消防士を免疫に例えた場合、大規模な火事やそのエリアで数件の火事が一度に発生したら、その消化能力も半減するのと一緒の事だと考えます。
放射線療法がガンの病巣だけを狙うという点では手術療法と似ています。化学療法を「全身療法」とみなした場合、手術療法と放射線療法は「局所療法」ということになり、治療範囲を特定の場所に限る療法でもあります。
ただ、放射線療法は手術と違って、その部位もしくは臓器を切り取らずに温存する事ができますが、これが放射線療法の利点でもあります。
先に述べましたように、ガンの三大療法はそれぞれに一利一害の利点と欠点を持っていますが、どのガン療法もガンの種類に応じて向き不向きがあります。
そこで、それぞれの療法を上手く組み合わせ、欠点を補い利点を大きくするための方法が検討されています。学問を集めた治療法ということで「集学的治療」と呼ばれていますが、これもまだ研究段階と言わざるを得ません。
しかし、選ぶべき治療法はこれだけなのか、他に画期的な方法は無いのかと誰しもが思うのではないでしょうか。
日本人の三人に一人はガンで亡くなっています、そしてガンによる死亡率は他の病気と比べて年々上向いています。
これだけの頭脳と研究を積み重ねたにも拘わらず、ガンに対する絶対的な治療法が見つからないということは、何かを間違ったのではないか、何かを置き忘れてきたのではないかと問い直した時に、改めてガンの免疫療法に目を向けられています。
DATE:2011/01/09 20:05
URL:http://www.geocities.jp/kentaulce261/gan1.html
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