「医療が病をつくる」 より
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扁桃と虫垂の類似
風邪をひいて、のどがはれるのは扁桃腺やアデノイドの炎症によるものである。扁桃腺は粘膜下にできたリンパ組織でリンパ節とは異なる。リンパ節のようにリンパ管がきていない。この扁桃とよく似たリンパ組織がおなかの中にあり、これが虫垂である。
扁桃と虫垂はともに独自に進化したリンパ組織で、T細胞とB細胞とから成る。どちらもまったくNK細胞がないのが特徴である。そして、そのB細胞にも特徴がある。自己抗体を産生する@@というB細胞が極めで豊富だからである。
風邪をひいたあと、つまり、溶血性連鎖球菌の感染が蔓延すると、自己免疫性腎炎などが起こることがある。これは、扁桃と虫垂に存在するC@@B細胞の自己抗体産生に起因することが予想される。
また、扁桃と虫垂はふだんはリンパ球がほとんどを占めるが、ときに多数の顆粒球が浸潤してくることがある。そもそも、粘膜はリンパ球と顆粒球の括抗関係で防御されているからである。
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「扁桃と虫垂はふだんはリンパ球がほとんどを占めるが、ときに多数の顆粒球が浸潤してくることがある・・」
この二つの機能は後で紹介する論文にて説明されていますが、簡単に言うと扁桃は上半身の浄化装置、中枢は下半身の浄化装置という具合にみると理解しやすいでしょう。
普段からリンパ球で浄化されているのでしょうが、ある程度毒素が集溜蓄積されると顆粒球という形で排泄されるものです。毒素集溜と毒素排泄の関係になるものでしょう。
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まず、風邪をひくと、つまりウイルス感染があるとリンパ球が活性化する。リンパ球の反応は副交感神経支配なので、脈が少なくなりだるくなる。鼻水がでて、熱が出る(IL・1、プロスタグランジンなどの生体内発熱物質の作用)。
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風邪をひくイコールウイルス感染という方程式が絶対正しいのかどうかは疑問ですが、とにかく、難しい学理は別にして風邪そのものが軽い浄化作用なのですから、毒素集溜した固結箇所に発熱で毒素を溶解し、それを体外へ排泄する時鼻水として出たりするものです。
ウイルスは浄化促進添加剤的働きですが、無ウイルスの状態でも浄化作用は起こりえるはずですから、真の原因はウイルスではなく、体内毒素です。
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しかし、三、四日でこの反応がおさまると、こんどは顆粒球の反応、つまり、交感神経支配の体調になる。やる気がでて、黄色の鼻汁に変わる(この正体は顆粒球の死骸による膿)。通常は、扁桃桃のみ目立つが、同様のことが虫垂でも起こっていると考えられる。風邪をひいた時やそのあとに虫垂炎が起こりやすい所以である。虫垂はおなかの中の一扁桃である。
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黄色い鼻汁は毒素が濃い場合これが変化したものです。のどが腫れたり痛んだりするのは溶解毒素が粘膜、神経などを刺激するからです。鼻汁以外に下痢などでも排泄します。また皮膚から出る場合は腫れ物などで排泄しますが、この時病名を変えることがあります。しかし病名は浄化の過程や毒素の質などで異なるだけで浄化作用そのものはひとつです。
「虫垂はおなかの中の一扁桃である。」とはまさに機能の正体を見つけたりーーーというところでしょうが、これも後の論文に詳しく書いてあります。
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草食動物では、セルロースを分解して栄養にするために、腸内細菌の力を借りる。このため、発達した虫垂を持ち、ここに長い間食物をためておくわけである。細菌の数も豊富なために、必然的にリンパ球組織が発達したものと思われる。172
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虫垂、つまり我々が盲腸というものが無用の長物だと教えられてきたものが、いかに大切なものかは浄化装置としての働きにあるのでした。
庶民では今でもスイカの種やトマトの種が原因で盲腸炎になると信じている人が居るくらいですから、いかに迷信教育をしてきた医学が危うい学問かと知れます。
安保氏の免疫理論でようやく人体の神秘的働きをいわゆる「科学的に解明」して来たようです。しかし、病気が浄化作用という働きの全体像が見えてくると俄然世界の医学を揺るがすほどの前進を遂げる事でしょう。
もう一歩の深い掘り下げが必要かも知れませんが、現代医学の対症療法(逆症療法)から見るといかに画期的な論になるかと思います。
本書でもそうですが他の安保教授の本からも、「病気の症状は必要があって起こっていることであり、症状を停める治療法そのものが本来の治癒から遠ざかっている」という事実が書かれています。難しい免疫理論が素人に理解できなくても、上記の簡潔な事実としての論が理解できると、医学と治療の一致が早まることでしょう。
以下は今から半世紀も前に論として出してあるものを貼り付けたものである。
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扁桃腺炎及び盲腸炎の手術
近来最も多い病気に扁桃腺炎がある。此の病気は大抵の人は経験しているであろう。医学に於ては扁桃腺なる機能は未だ判っていないのである。何となれば不用として手術によって除去するからである。考えてもみるがいい。
人体に不必要なるものを造物主が造る筈がないではないか。医学者も人間である。造物主に造られた人間である。然るに造物主が必要として造られたものを、人間が不必要として除去するのは何たる暴逆であろう。この意味に於て医学で扁桃腺が不必要というのは、実は其の存在理由が不明であるからで、それを判明したように錯覚するとは寔に危険千万というべきである。
扁桃腺は私の発見によれば、非常に重要な役目を果している。
それは人体の上半身中最も毒素集溜する個所は頸部淋巴腺附近である。
それが浄化によって排泄される場合、一旦扁桃腺に凝結し、発熱溶解、液体となって排泄せられるのである。
その溶解時、紅く腫脹し痛むのであるが、放置しておけば簡単に治癒するのである。
医療はルゴール等の塗布薬、又は水冷湿布等の浄化停止を行うので、治癒に時日を要し、一旦治癒しても再発し易いのである。右の如き事を繰返すに於て、終に慢性となり、固結は漸次膨大、扁桃腺肥大症となる。斯様になると発病の場合激痛高熱苦悩甚だしく、食物嚥下も困難となるので、手術の止むなきに至るのである。
又扁桃腺除去は他に悪影響を及ぼすのである。
それは淋巴腺附近の集溜毒素が排泄されんとしても出口である扁桃腺がない為、反対の方向ーー即ち中耳に向って移行し、耳骨に穿孔、激痛高熱が発生する。
それが中耳炎である。又中耳炎発病の場合、液体膿が多量なる時は、中耳から頭脳にまで移行する。それが中耳炎と脳膜炎の合併症であって、之は生命に危険を及ぼすのである。之によって是を見れは、医学の誤療は最初扁桃腺炎という軽病から中耳炎を発展させ、終には脳膜炎にまで進行させ生命を迄危くするのである。
盲腸炎は周知の如く下腹部右側(極稀に左側もある)の一局部の激痛である。
そうして医学に於てはその原因を食物に置いているようであるが、之は誤りで、真の原因は上半身に於ける扁桃腺と同様、下半身に於ける毒素排泄枚能である。
発病するや、医療は速かに手術を奨めるが、実は放置しておけば速やかに完全に治癒するのである。自然療法の場合激痛は一日位、二日目は中痛、四日目位から歩行時痛む位で必ず下痢あり、一週間位で全治し、再発の憂は決してないのである。
医学では生命の危険を伴うといい、寸刻を争って手術を奨めるが、之は非常な誤りで、手術の結果往々死を招く事があるが、自然療法なれば毫も危険はないのである。
次に、医学に於ては発病によって、盲腸炎を知るのであるが、本医術の診断に於ては、未発生即ち潜伏期と雖もよく診断し得る。 それは熟練によって盲腸部の毒素固結が判り得るのである。
茲で、手術に就て一言を挿むが、今日医学の進歩を云う時必ず手術の進歩を賛えるのである。之は一寸聞くと尤ものようであるが、実は大いなる誤りである。
何となれば、病患以外患部の機能をも除去するので、人体に於ける重要機能を消失する以上、他に悪影響を及ぼさない訳にはゆかない。
成程手術後一時的或期間は健康であるが、数年後徐々として健康に支障を及ぼす事は確実である。
それは浄化磯能の喪失によつて、毒素は他の凡ゆる機能を侵す事になる。
事実、扁桃腺除去後、首より上方の病気に躍り易くなり、又虫様突起除去は腎臓、腹膜、胃腸等の障碍を来し、婦人は月経不順勝ちになり、頭痛、肩の凝り等に悩み、全身的にも活力減退は争えない事実である。
常識で考えても判る筈である。最も高級で微妙極まる人体組織の一部なりとも毀損する以上、何等かの影響がない訳はない。
例えば、如何なる名画と雖も画面の一都に毀損があれば、それは全体の毀損であり、価値は大いに低下する。又家屋の場合、一本の柱、一石の土台、一枚の瓦と雖も除去されたとしたら、その家屋の安全性はそれだけ減殺される訳である。
斯くの如く手術は病気のみの除去ではなく、併せて機能の除去でもあるから、如何に理由づけるとしても医術の進歩とはならない。
医術の真の進歩とは病気だけを除去して機能はそのまま元通りであらねばならないのである。
然し乍ら内科的手術は外面に痕跡を胎さないから、直接不自由と外観に影響がないので左程恐れられないのであろう。従而、私は思う。
手術の進歩とは、医術の進歩ではなく技術の進歩に過ぎないのである。
又思う。メスを揮い、痛苦を与え、血液を消耗させ、人体の一部を不具者たらしむる事は全く野蛮行為でなくて何であろう。
医博越智真逸氏は、或著書に左の如き記事を載せている。
「虫様垂を以て全然無用の長物で、既に退化しつつある機関であると考えるのは果して自然を正しく理解せる賢き考えであろうか。恐らくは吾人の知識が未だ浅薄で神秘の宝庫を開き得ぬ為と信ずる。余は自然は断じて無用有害の機関を吾人に与えないと確信する。」
斯様な理解ある説を唱うる医学者のある事を私は心強く感ずるのである。
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岡田茂吉論文より
既に昭和初期の時代に盲腸炎と虫垂炎の原理を解明していたのですが、本格的に自由な論を発表できるようになったのは戦後の昭和25年前後約10年間であったようです。
当時は政府の検閲が厳しく発表論文はかなり差し止めされたようです。
皮肉な事に、その後は自主的にこの様な医学関係論文は隠されて(社会の表に出さない)しまったようです。
今度は医学界の攻勢に負けてしまったかの様です。
しかし、ようやく最近になって阿保教授等の医学の革新論が出始めた環境が岡田茂吉研究(医学論の研究検討)を第三者が始める機運が出始めたと思います。
前にどこかに掲載したかも知れませんが、後書き以外は2004年に残してあったものでした。
続きは次に。