上海・江南にある名園、「豫園(よえん)」は、1559年から18年かけて、四川省の役人だった人が、両親のために贈った庭園で、完成の頃には、もう父親は亡くなっていたそうです。 総面積は約2万㎡(往時のほぼ半分)の庭園は、池や回廊を多用、美しい風景を造りだしていました。
「豫園」の塀を取り巻く「龍」は、想像上の動物で、頭は牛、角は鹿、口は馬、爪は鷹、身体は蛇、鱗は魚、口には玉をくわえ、喉元に蛙がいるそうです。 「龍」は、皇帝の象徴で、皇帝以外の人が装飾に用いる事は禁止されていたため、爪の本数(5本→4本)を少なくして、言い逃れていたそうです。
約1時間ちょっとの散策でした。 さすが上海。 欧米人観光客も多くみかけました。
( 6月18日 撮影 )