蘇州には、宋代以降、退任した役人らが築いた贅沢な庭園60あまりが現存しているそうですが、そのうち9ヶ所の庭園が「蘇州古典園林」として、「世界遺産」に登録されています。 そのひとつ、蘇州では2番目の広さ(約2ha)をもつ、「留園(りゅうえん)」へ行きました。
 
 「留園」は、蘇州で最大の「拙政園」、北京の「頣和園」、承徳の「避暑山荘」と並ぶ、「中国四大名園」のひとつだそうです。 清代個人庭園の代表傑作とされ、東部は重厚な建物、中部は山水、西部は山林、北部は田園の趣きを現し、楼閣は長い回廊で結ばれています。
 
 蘇州の庭園は、「春夏秋冬みな景色あり 晴雲雨雪みな趣あり 詩情と画境に満ち溢れ あっさりしておくゆかしい風情がある」だそうです。 雨の中の、「留園」を楽しみました。
 
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 園内では、民俗楽器の生演奏を聞くことができました。
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 回廊の、「花窓」という透かし彫りの窓など、技巧を凝らした庭園美を堪能したあと、「蘇州」から「無錫」へ向かいました。                        ( 6月17日 撮影 )