先日、
夜店がずらりと並ぶ
駅前商店街の夏祭りに出かけた。

 

1人500円ずつ持って、
個別に屋台を一通り見て回り、
好きなものを買って
広場に集合することにした。

 

 

 

人出の多さと夜店の数に驚かされたが、
それ以上にびっくりしたのは
値段の高さ

 

家計の苦しい我が家にあって、
一串800円のゲソなど、
食べられるはずがない。

 

 

 

何も買わず
僕と妻が公園で待っていると、
娘がふてくされて帰ってきた。
 

わけを聞くと、

彼女にしては珍しく、

「光るキノコのジュース(700円)が欲しい」と

駄々をこねた。

 

 

 

来年中学生になる娘が
光るキノコジュース」にときめくのは、
ひょっとすると今年がもう最後かもしれない。

 

お祭りの喧騒のなかで、
幻想的に輝くおもちゃに魅了された経験は、

誰しも一度くらいあるのではないか。

 

ただ娘が

数ある可愛い容器のなかから

なぜキノコを選んだのかは不明だ

 

 

 

そんな子どもの思いをくんだのか、
妻は娘にたいし
「容器はお姉ちゃん、
なかのジュースは弟と2人で分けなさい」
と追加の小銭を渡した。

 

 

 

だが息子の
「1000円のくじ引きがしたい」
という要求は間髪を入れずに却下された。

 

 

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