読書会振り返り:橘玲『幸福の「資本」論』 | チャンクロブックスー教養人への冒険

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難易度2

7月4日(土)に橘玲『幸福の「資本」論』の読書会を実施しました!

 

*今回の告知文

読書会のお知らせ:橘玲『幸福の資本論』




最近は幸福をテーマにしている当読書会ですが、

ラッセル『幸福論』読書会振り返り:幸福になる秘訣は…!

 

 

今回は幸福とお金という中々リアルな問題を話ました!


本書では、

 

幸福になるためのインフラには

 

金融資産、人的資本、社会資本の3つがあり、

 

それぞれ自由(経済的独立)、自己実現、共同体=絆を得る基盤になるといっています。

 

 

*幸福の3つのインフラ



3つの資本という考えを持っていると、どの社会グループがこの3つのインフラをどのように組み合わせて持っているか分析できます。

 

 

 



3つともないと貧困、社会資本しかないとプア充(マイルドヤンキーとかですね)、人的資本と社会資本を持っているとリア充、3つともあると超充(現実には厳しい)といった具合です。


こういう具体例を知っていると、自分が今どの資本を持っており、今後どの資本を増やしていけばいいかの見通しだだいぶよくなると思います。


さて、では著者の考える幸福になるための具体例な人生戦略は何なのでしょう?


結論をいうと、

 

金融資産が当てにならない今後は好きなことに投資して人的資本を増やす、面倒な人間関係でお金で解決できるところは解決して、家族、恋人の領域は小さくして大事にするといった感じ。

 

 
 

 

 

*もうちと専門的にいうと貨幣空間を広げて、政治空間を小さくするということです。ジェイン・ジェイコブによると、貨幣空間は市場の倫理が大事なお金儲けゲームが行われる領域、政治空間は統治の倫理が大事な権力闘争が行われる領域でした。

 


具体的には最近のネットビジネス系、フリーエージェント路線といった感じです。

 

 

 


 

会社に何年も勤めるのとは真逆の路線ですね。


うーむ。僕は割りと納得なのですが、人によってはつらくハードルの高い戦略かもしれませんね☺️今の会社がどうしてしんどいのか理屈で説明してくるので、人によっては覚悟がいるかと😅

 

 

 

まあ、独立しようとか思っている人には投資戦略として参考になるかと。


はて、幸福になるためのお金の戦略はいったい何がいいのでしょう?思うところのある人はコメントを気楽にお願いします!

 

 

*橘先生の本は中々きついことをときに言ってきますね。