映画雑談会:『美女と野獣』~人は見た目よりも心でしょ! | チャンクロブックスー教養人への冒険

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*雑談会振り返り

 

 

 

 

 

 

さてさて、

 

今回はディズニーの実写映画『美女と野獣』2017の雑談会の振り返りです!

 

『美女と野獣』は人気作で何度も映像化されている作品ですが、

 

今作の特徴はと言えば、

 

何と言っても主演がエマ・ワトソンであること(^o^)

 

誰がハリー・ポッターシリーズのハーマイオニー

 

 

こんな大女優に化けると予想したかですよ( `Д´)/

はい。

 

*エマ・ワトソン。美しすぎる!!

Emma Watson

 

 

*この頃からはや幾年月ですね。

 

 

 

 

にしても、

 

エマ・ワトソン

 

 

ディズニー版『美女と野獣』のベルの実写化

 

 

ドンピッシャの人材です。

 

*1991年のアニメ版『美女と野獣』

 

 

 

 

 

1991年のディズニーアニメ版の『美女と野獣』

 

 

ベルは美しいんだけど、

 

本好きの変わり者で少しみんなから浮いてます。

 

これ、

 

ハーマイオニーを演じ、

 

名門ブラウン大学を出た

 

エマ・ワトソンにはまり役すぎやろうです( `Д´)/

 

 

そんなはまり役を得た『美女と野獣』ですが、

 

 

元々どんな話だったのでしょう?

 

 

ちと、ここで原作が何だったか確認しましょう(´・ω・)

 

 

 

『美女と野獣』はボーモン夫人が書いたものを下敷きにしています。

 

 

そして、

 

 

ボーモン夫人版はヴィルヌーブという人の書いたものを

 

 

ものすごく圧縮したものだったりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、

 

 

どのヴァージョンであれ、

 

 

美女が醜い野獣の魅力に気づき、

 

 

人間見た目よりも心が大事だよね

 

 

という教訓を得て

 

 

めでたしめだしという基本プロットに変わりません。

 

 

けど、

 

 

物語のどの辺をテーマにするかの力点がそれぞれ作品で違いますね。

 

 

 

*ディズニー実写版『美女と野獣』の基本プロット

 

 

 

ボーモン夫人、ヴィルヌーブといった元々のストーリーは

 

 

 

18世紀という封建的価値観の強い時代のストーリーなので、

 

 

当時の女性観がでておりますね。

 

 

端的に言うと

 

 

男性に従順に従う淑女

 

 

といった感じでしょうか。

 

 

 

当時は自由恋愛でなく、親の意向で好きでもない人と結婚させられる時代。

 

そのような時代背景を踏まえると

 

 

美女たちよ、

 

 

お前の結婚相手は醜い人かもしれないけど、

 

 

お金持ちでいい人なんだから、

 

 

結婚生活を受け入れなさない

 

 

というストーリーに思えてきます。

 

また、

 

 

女性に淑女を求めているな

 

 

と思えるストーリーが原作にはあります。

 

原作にはベルにお姉さんがいて、

 

ベルに対する当たりがつらいです。

 

 

そんななかベルは真面目に生きております。

 

って、もう、これ、シンデレラですよね(´・ω・)

 

 

 
*シンデレラは灰かぶりという話は以前ブログで書きましたね☺️
 
 

 

また、

 

 

ベルのお父さんが野獣から逃れるのに娘を引き渡すわけですが、

 

 

娘たちのうちその役を引き受けてくれるのは誰だと聞き、

 

 

 

心優しき末娘のベルが引き受けるというくだりは、

 

 

まるでシェイクスピアの『リア王』ですな。

 

 

何を娘に求めているのかが伝わります。

 

 

にしても、

 

原作の『美女と野獣』は他作品の引用が多めです。

 

上に上げたもの以外では

 

ペロー童話集におさめられている『青ひげ』という作品も影響も与えていますね。

 

 

風貌が冴えない人との結婚というテーマ、

 

 

また、

 

女性に行ってはいけない部屋を告げるくだり

 

 

が影響を与えていますね。

 

 

 

さて、

 

 

原作は女性の成長に力点が置かれていますが、

 

ディズニー版は男サイドの成長にも力点を置いてますね。

 

 

野獣はベルを晩餐に誘うのに最初はタジタジだったのに、

 

 

最後はちゃんとベルとダンスするくらいに成長していきますからね。

 

 

これは世の野獣たちに

 

 

努力すればベルのような美女と仲良くできる

 

 

という夢を与えているとも考えられますね。

 

 

 

また、ディズニー版では、

 

 

 

人は見た目ではない心じゃ、

 

 

ということを男性視点でも語るために

 

 

ガストンという

 

 

いかにも古くさい男の価値観代表

 

 

といった感じのマッチョやろうが登場します。

 

 

こいつはディズニー版オリジナルキャラですね。

 

 

実際のところは、

 

 

おそらくジャン・コクトー版『美女と野獣』

 

 

 

ベルに言い寄ったアブナンというキャラからアイデアをもってきたのでしょう。

 

 

コクトー版のアブナンというキャラは

 

 

ラストに中々皮肉な落ちがあるのですが、

 

 

この辺は実際に見て確かめてくださいな( ・ω・)

 

 

 

 

 

 

 

コクトー版はディズニー版の動く家具とかにも影響を与えていますね。

 

コクトー版はCGのない時代にどう撮ったんだというシーンがたくさんあります。

 

 

今後も『美女と野獣』は映像化されていくでしょうが、

 

 

コクトー版は映像版の古典として記憶されることでしょう。

 

さて、

 

ディズニー版の『美女と野獣』を深掘りしていくと

 

 

過去作の影響が強いことがお分かりになったことと思います( ・ω・)

 

 

他にもいろいろ影響はあるのですが、

 

 

それは映画雑談会で話したのでそちらの音声を聞いてください。

 

 

 

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