シングルレビュー
第4回

NIGHTMARE
「落園」






2000年に仙台にて結成されたバンド。
結成して15周年となる2015年に発表されたシングルです。

NIGHTMAREは約10年聴いている僕ですが勿論今回のシングルにも満足させられました。

NIGHTMAREはネオ・ヴィジュアル系と呼ばれるバンドの中でも先陣を切ってメディアにも出演し、シーンを盛り上げたネオヴィジュアル系シーンを語る上で欠かせないバンドです。

結成当時からヴィジュアル系王道の音楽性を持ち、90年代のX JAPANやLUNA SEAをリアルタイムで聴いていたリスナーからも嫌われることの少ない彼ら。

一方でここ数年は王道と呼ばれるイメージからどう脱却し、どうバンドの音楽性を進化させるかを模索してるといった印象も受けます。

そんなNIGHTMAREのNEWシングルを一曲ずつ簡単にレビューしてみたいと思います。


1 落園
感想 ドラマーでもありメインコンポーサーの一人でもあるRUKA作曲の哀愁漂う切なくもメロディアスなナンバー。
この曲は彼らの「王道」です。
物悲しいアルペジオから始まり、間奏では重いリフが飛びだしてきたり、シンプルながらも随所に工夫がされており
飽きることなく最後まで聴くことが出来ます。
詩も、若い男性とかなら共感出来るのではないでしょうか。
大好きな一曲です。
ですが、シングルの表題曲としての華は過去のシングル曲と比べると薄い印象。


2 empty.
感想 こちらもRUKA作曲。
ヴァイオリンのような音色が印象的な
秋を感じさせる切ないミディアムテンポの楽曲。
詩から伝わるやるせなさをギターソロでもとても表現しているように感じます。
NIGHTMAREの楽曲の中で秋を連想させる曲は「このは」以来…?
そろそろ久しぶりに冬ソングをまた作ってもらいたい。
冬を感じさせる、「雪葬」や「Mind ocean」は本当に名曲です。


3 Gotta Get a Ghost
感想 通常盤にのみ収録されています。
こちらはギターの咲人作曲。
女性の英詩からスタート。
メンバーのノリの良いコーラスを挟み、SUICIDE ALIのようなシンセ音とリフが入ってきます。
第一印象はありそうでなかったタイプの曲だなぁって感じましたが、聴いてく内にとてもNIGHTMAREらしい曲だなと。
ライヴでも盛り上がりそうな一曲なのでチェックしておいて損はないと思います。



ベタ褒めは敢えてしませんでしたが、
僕は全曲とても気に入っています。
最近のYOMIの歌い方が仙台貨物の千葉さんに似てきたということに不満を抱いている人も少なくないと思いますが、このシングルではそこまで千葉さんっぽい歌い方をした部分は無いように感じました。
久しぶりに舌を回す歌い方をしていたり、以前よりも声の出し方がナチュラルで
現在のYOMIのボーカルスタイルも確立しつつあるのかなと思います。


満足度 80点

10代~20代へのオススメ度 ★★★★☆

30代~40代への度 ★★★☆☆

レア度 ★☆☆☆☆


久しぶりの更新です。

レビューor感想ではない記事を書くのは初めてです。

それにしても今年リリースされたヴィジュアル系の作品も良いものばかりでした。

いっぱい買ったなぁ…

バイト代ほとんど音源収集に使ってしまった 笑

個人的に今年リリースされた作品では
KAMIJO Royal Blood
メガマソ ニシュタリ
lynch. D.A.R.K
己龍 九尾
DuelJewel 雪のアスタリスク
GOTCHAROCKCA Emotion
NIGHTMARE CARPE DIEM
Sukekiyo VITIUM

が特に気に入りました。

あと今更deadmanにハマりまして…

やっと全アルバムを購入出来ました。

ここ1週間前までひたすらdeadmanばかり聴いてました。

ホントdeadmanしか聴かなかったけど全然飽きが来なくて。

ここ数日はメガマソ中心にAYABIEやラルクとかキャッチーなバンドを聴いています。

レビュー書きたい作品ばかりだけどいつになるやら…

という感じでまた。

つまんねーなこの記事(笑)






アルバムレビュー
第1回

La'cryma Christi
「Sculpture of Time 」






記念すべきアルバムレビュー第1回目は
先日僕がリマスタリング盤を買ったばかりのラクリマの1stアルバムです。

ラクリマは演奏や楽曲構成も凝っていて、是非良い音で聴きたい!!
という情熱の余りリマスタ盤のアルバムを全部購入してしまいました。

原盤も持っていましたが、音質の向上は思っていたよりも感じられず…笑

ですがリマスタリングされた事によりドラムやベースの低音域、音圧が増した印象です。

シンバルやギターの高音もより響くようになっており、コンポ等で聴くと原盤よりも広がりのある音像に変わったと思います。

まあ、リマスタリング盤の音質の話はこれくらいにして。。。

さて、本作品は上記にも書いたように
ラクリマがメジャーへ行ってからのファーストアルバムとなっております。

1997年にリリースされた作品とは思えない程、音が洗練されている…

全くと言っていい程、楽曲や演奏に古さを感じさせません。

聴く者にポップでキャッチーな印象を抱かせながらも、一曲一曲がマニアックでプログレ要素も強く感じさせるバンドです。

ボーカル TAKAによる異国情緒溢れる歌詞にもこのバンドの強い個性を感じます。

キャッチーかつマニアックなメロディ、テクニカルな演奏を得意とする彼らだと思いますがこのアルバムでも これでもか!
というほど才能を炸裂させています。



1 Night Flight
感想 冒頭を飾るオリエンタルな楽曲。
ヴィジュアル系という情報だけでこのアルバムを初めて聴いたのなら
イメージとの違いに驚くのではないでしょうか。
心地よい浮遊感のある楽曲です。
アルバムの世界への入り口としてピッタリだと思います。
1度で良いから夜の飛行機で聴いてみたいなぁ…


2 南国
感想 詩と楽曲がとてもマッチしていると思います。
楽曲も詩も異国感に溢れてるんですよね。
南国っぽさ漂うアルペジオも素敵。
シングル曲なだけあってキャッチーで聴きやすいです。
暑いと聴きたくなる一曲。
僕はBメロのアルペジオが可愛いくて、そこ来るの待っちゃいます笑
名曲だと思いますが今の時代にはウケないのかなぁ…


3 Sanskrit Shower
感想 南国のアウトロと繋がっていて畳み掛けるよう始まります。
アルバム曲ながら、PVも作成されていますね。
これのPVの主役はSHUSE!
かっこつけて運転する彼に何故か大笑いしたのを覚えています笑
PVの話はこの辺で…
洒落たBメロから解放感のあるメロディアスなザビ。
最高です‼
個人的に大ザビでほんのり鳴っている
HIROのメロウなギターフレーズがツボで、つい世界観に酔しれてしまいます。
最後の展開もGood!


4 Ivory Trees
感想 記念すべきメジャーデビューシングル。
まさに始まりを感じさせるイントロ。
ただ、キャッチーでポップな曲になっていないのが彼等のすごい処だと思う。
とてもエネルギッシュで、当時のバンドの勢いも感じます。
終わり方もラクリマらしさ全開。
天気の良い日に外で聴くと滅茶苦茶気持ちいいです。


5 Angolmois
感想 アコースティックギターの音色と
怪しげなアルペジオで始まります。
重苦しい空気感漂うプログレ要素の濃い楽曲です。
一見単調に思えるかもしれませんが、とても精密。
こんな楽曲を奏でるヴィジュアル系はラクリマ以外居ないのでは。
聴けば聴く程、この楽曲の持つ[毒]が癖になります。


6 Letters
感想 海岸沿いで聴きたい爽やかな楽曲。
キャッチーで明るい曲調ながら、詩の内容は不倫を描いています。
これ大好きっす。もうホントにツボです。
ギターもベースもドラムも全部最高です。
このアルバムで一番初めに惚れたのはこの曲だっけなぁ…
ワルツのような間奏から,転調して広がりのあるギターソロという展開は
何度聴いても圧巻。
とてもキャッチー故に飽きさせない工夫を感じます。


7 偏西風
感想 言わずもがな名曲です。
これだけの名曲が表題曲ではなくカップリングなんですから。
ラクリマはニクいバンドです(笑)
イントロの美しくも憂いを帯びた音色が印象的。
全体的に霧がかった風景が浮かぶような、そんな雰囲気を持っているように感じます。
アウトロの絡み合うツインギターは必聴です。
初めて聴いた時はこの独特な世界観に驚きました。
偏西風という謎のタイトルで聴かず嫌いしている人は損!
今のヴィジュアル系シーンにも残したい名曲です。


8 ねむり薬
感想 ワルツのようなリズムでゆったりと流れる楽曲。
ワルツのような というよりワルツなのかな。
ねむり薬というだけあって本当に眠りを誘うような曲です。
ただ、それはつまらなくて眠たくなるという意味ではありません。
綺麗なアルペジオ、心地よく響くドラム。
決して展開の多い楽曲ではなく、分数も8分もあるにも関わらず
一切ダレさせることがない。
いつの間にか曲が終わっている なんて事がよくあります。
そして気になるのは詩の意味。
何度も歌詞ガードを読みましたが謎が多い…。
ラストの子ども達の合唱が美しくも何処か不気味です。
そしてそのバックでなんか言ってるTAKA(笑)


9 THE SCENT
感想 こちらもシングル曲。
この曲の清涼感のあるアルペジオ最高です。
歌詞の白夜の鳥籠の意味も気になりますが
V系的にもオールオッケー♪という事で(笑)
これも太陽が眩しい日に聴くととても良いです。
詩の内容は別に夏とは関係無いのだけど
曲調からか個人的には夏ソングに感じてしまいます。
大好きな曲です。


10 Blueberry Rain
感想 大人っぽい雰囲気のある曲だなぁ…
少し切ないメロディが心地良いです。
ミディアムテンポで進む中、途中でテンポダウンしたりと
メロディアスかつマニアックなラクリマらしさを感じさせます。
情景が浮かぶような詩もとても良い。
明るくもないし暗くもない。
悲しくもないし嬉しくもない。
なのにこんなにも胸に染みるのは何故でしょうね。
ラストは 「night flightに行こうよ」
というフレーズで終わります。
アルバムのラストに一曲目のタイトルを詩に入れてくるというなんとも凝った作り。
そんな事歌われたらまた一曲目から聴きたくなりますよね笑



僕もこうして感想を書きながら
このアルバムを聴いていたのですが
改めてとても魅力的なアルバムだと思いました。

中身の濃いアルバムなのに聴きやすさもあり、
また聴こうかなと思わせるアルバムです。

是非、一家に一枚どうぞ。



満足度 91点

10代~20代へのオススメ度
★★☆☆☆

30代~50代へのオススメ度
★★★★★

レア度(通常盤) ★☆☆☆☆
レア度(リマスター盤) ★★★☆☆